探偵は吹雪の果てに
東直己は裏切らない。文庫で出ているこのススキノ探偵シリーズ、刊行順とは違う順番でこれまで読んできており、今、文庫で出ている中ではこれを読んでコンプリート。
冬からずっと机の上に積んであって、読み惜しみしていたのだけれど、やっと読むことができた。
この作家、何が面白いかというと、まず地名や道路の名前などが自分になじみのあるところが登場するので、感情移入しやすく親しみやすいのがひとつ。
それから固定化されたキャラクターへの愛着と、もうひとつは、やっぱり筆力だろうと思う。
この作家の探偵物はハルキ文庫からも出ている(こっちも秀作揃い)けれど、文庫にしては結構厚めの本が多い。にも関わらず、どの作品も読み始めた途端にグイグイ引き込まれ、あっという間に読んでしまう。
そしてこの物語の中の世界にどっぷり感情移入した結果、読後になんともいえない後味が残る。
しばらく出ていないけれど、早く次のが出て欲しいと願うシリ-ズ。
- 探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)
- 発売元: 早川書房
- レーベル: 早川書房
- スタジオ: 早川書房
- メーカー: 早川書房
- 価格: ¥ 777
- 発売日: 2004/02/10
- 売上ランキング: 238732
- おすすめ度
東直己は裏切らない。文庫で出ているこのススキノ探偵シリーズ、刊行順とは違う順番でこれまで読んできており、今、文庫で出ている中ではこれを読んでコンプリート。
冬からずっと机の上に積んであって、読み惜しみしていたのだけれど、やっと読むことができた。
この作家、何が面白いかというと、まず地名や道路の名前などが自分になじみのあるところが登場するので、感情移入しやすく親しみやすいのがひとつ。
それから固定化されたキャラクターへの愛着と、もうひとつは、やっぱり筆力だろうと思う。
この作家の探偵物はハルキ文庫からも出ている(こっちも秀作揃い)けれど、文庫にしては結構厚めの本が多い。にも関わらず、どの作品も読み始めた途端にグイグイ引き込まれ、あっという間に読んでしまう。
そしてこの物語の中の世界にどっぷり感情移入した結果、読後になんともいえない後味が残る。
しばらく出ていないけれど、早く次のが出て欲しいと願うシリ-ズ。