改めてメイウェザー×パッキャオのスーパービックマッチ決定に胸が熱くなるわけですが、しかし、ボクシングファンの多くがすでに妄想してしまっているように、その試合展開、結果に関しては、目から火が出るような「面白さ」とは無縁の、「250億円もの巨額が動く大凡戦」になる可能性もかなり大きい…
圧倒的なる危機回避能力を備えた天性の光速技巧派であるメイウェザーに、致命傷となるような痛烈なる一撃をパッキャオが叩き込められるか? という部分がクロースアップされるわけですが、しかし、そのパッキャオの身体能力は全盛期を越えて衰退してしまっているのが実態であり、これは否定できないでしょうねぇ…
ハットンを一撃で倒し、さらにコットを最終回に倒しきった頃の、2009年前後のスーパーライト~ウェルター時代のパッキャオならばあるいは…と感じますが、しかし、その全盛期とよばれる時代から無情にもはや6年の歳月が経ってしまっているわけでありますねぇ…
パッキャオはすでに36歳に達しており、また、2012年にはブラッドリー、マルケス…と痛恨の2連敗も喫してしまっているわけですねぇ (御存知の通りブラッドリー戦は疑惑の敗戦でありましたが、後半の失速は事実であります)
一方のメイウェザーでありますが、全盛期よりも動きや反応が鈍りつつあるとの指摘もありますが、しかし、相変わらずの無敗をキープし続けており、パッキャオよりも全盛期に近い状態にあるという見え方をしておりますが、とはいえ、天才メイウェザーも37歳となっておりますなぁ…
最近はアルゼンチンの突貫ファイターであるマイダナに乱暴に攻め立てられて苦戦を強いられるも、しかし、あの驚異の変則相手に不覚を取らないところは流石でありましたねぇ…
やはり、こうして今のメイウェザーとパッキャオを並べてみると、やはり、戦前予想に関してはその大多数がメイウェザー優位となりそうですねぇ
が、しかし、僕の胸を焦がす興奮のイメージとは、ボクシング史上最高のテクニシャンである無敗メイウェザーを、劣勢予想のパッキャオが痛快なる奇蹟のTKO勝ちを収めることであります
が、これ、薄過ぎる予想でありますなぁ…
ですよねぇ…?
噛み合わない…といいますか、光速技巧のメイウェザーの術中に見事にパッキャオがはまっての、世紀の250億円大凡戦…となる可能性高いですよねぇ
さて、とは言いながらも、それはそれでありか…という気もしないではない
旬を逸してやっと決まったビックマッチでありますが、決まっただけでもありがたい…ということで納得するのがベターか?
でも、いかなる結果になろうとも、もし、2009年前後に実現してたら結果は違っていたのではないか?…という一念を拭い去ることはできないまま…であることは未来永劫変わらないのだ
が、この一戦を楽しまない手はない…
とはいいながら、初恋の女の子と10年振りに再開して、そのあまりの変貌振りに落胆して困惑する…的なる悶えのようなものが残り続けるのも正直辛いなぁ…
だなどと、日曜の午後、ついつい考えてしまうわけであります
貴重なる思い出はいつしか幻想に変わり、それはいつかの現実以上に眩いほどに煌いてゆくわけでありますが、そんな幻想がものの見事に打ち砕かれるのも悲しいですねぇ
凡庸なる判定決着…
あるいは、パッキャオが全く歯が立たなくてKOされるだなどと、あっては欲しくない結果ですねぇ
あぁ、これ、痛恨だよなぁ
これは困るなぁ…
それだけはご勘弁だけれど…
ありえる!?
いやいやいや…
御愛読感謝
つづく