亀田興「のりピーばかりでつまらん!!!」について… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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のりピーばかりでつまらん…主役はオレや スポニチ


WBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助選手への挑戦が内定したとされる亀田興選手のインタビューの一説…


>――内藤選手の印象は?

 「みんな見た目で判断するけど、下手くそなボクサーじゃないな。でないとここまで勝ってこられへん。何試合もビデオ見て大体、分かっとる」


…「下手くそなボクサーじゃないな」とはこれ、亀田流の褒め言葉か?


…「のりピーばかりでつまらん」かぁ、確かにつまらん、でも、ランダエタ1の疑惑の判定も、一家ぐるみの反則騒動の時もこんな感じだったような…


しかし、何か、「健気(けなげ)」にも思えてくる微妙なビックマウス復活(?)…


盛り上げたい気持ちもわかるし、毒舌を復活させて自らにプレッシャーを与え、さらに闘争心を鼓舞したいのだろう…


だが、父史郎氏が指令を出して、仕方なく「何か言わなくちゃ」ってなっているのならば少々気の毒か…?


一説には弟・大毅選手の結果(デンカオとの世界戦)いかんによっては「内定」が『決定』に至らない場合もあるとかないとか…?


こうなったら後悔のないよう、外面なんか気にせずに過去最高の「集中」を発揮して内藤戦に臨んで欲しいが、しかし、良くも悪くも亀田流っていうのは対外的な要素を求められるから、ただ、より「ストイック」に準備する…ってわけにはいかないのだろうなぁ…


やはり、水面下の、というか、心の中の戦いも亀田興選手には大きな重圧が存在するであろう…っていうのが嫌でも滲んでいるような気がする…


別の新聞記事には、「俺を研究せい」だなどと発言した、なんてのも読みましたが、なんだか少々痛々しくもある…


ある種の「かよわさ」がその皮一枚挟んで隠れているようにも見えてくる…


しかし、そんなことを考えると、思い浮かぶのはあのランダエタ第一戦における、あの最終盤…


ランダエタの波状攻撃に翻弄され、足元もおぼつかなくなり、素人目にも「効いてるな、こりゃぁ」って状況で、必死にクリンチに逃げた際の、拙くも懸命な「執念」「意地」を思い起こす…


あの大舞台で踏ん張った経験は、今思えば大きな「財産」である…


が、しかし、相手がランダエタでなかったら、あれが「別の世界チャンピオン」相手であったら、絶対に倒されていただろう…


そう思うと、やはり、大きな「ツキ」というか、「剛運」を持っているような気もしてくる…


でも、どうあがいても、やはり足りないのは「強豪との対決」であり、その「経験値」だろう…


こればかりは今更練習だけでは補えない…


本物の「修羅場」をくぐったボクサーだけが獲得できる『強さ』を亀田興選手に求めるのは酷だ…


その胸中たるや、物凄い「恐怖感」との戦いの最中にある…はず。


しかし、かつて日本中の期待を一身に背負ったことがある「経験」もあるし、あのような大ピンチを切り抜けた実績(?)もあるし、国内を騒然とさせた反則騒動の際、その謝罪会見で歯を食いしばったという得体の知れない体験もしている(これはボクシングとは関係ないか?いや、あるなぁ)…


さて、内藤選手との対決ですが、亀田興選手にとってもっとも重要視すべきは「心のもって行き方」、すなわち、本来の力を発揮するための「鉄壁の心」をいかに作り上げられるかどうか…?でしょうねぇ…


あたりまえといえば、あたりまえだけれど、やはり、ここが鍵になるんじゃないかなぁ…


本来以上の「出来」で臨めなければ、やはり、敗北は必至でしょうから、つまり、そういうことなんじゃないかと思う…


などと、考えました。


御愛読感謝


つづく