>ボクシングのWBA世界Sフライ級王者・名城信男(26)=六島=の2度目の防衛戦が27日、大阪市内の同ジムで発表された。9月30日に大阪で同級2位ウーゴ・カサレス(31)=メキシコ=と対戦する。初防衛戦は、異例の地上波テレビ放送なし。今回はゴールデンタイムの全国中継こそ決まったが、会場は収容人員約800人程度の大阪府立体育会館第2競技場。世界戦としては前代未聞の規模で行われることとなった。
…試合決定は喜ばしいけれど、世界タイトルマッチで開催会場が観衆800名規模とは、これはいかに?
僕は名城選手は大好きだが、元世界チャンピオンを迎え撃つのになんとも侘しさが漂うのも正直なところ…
後楽園ホールで2300名くらい収容なんてことを考えると、その半分以下かなんてどうしても思っちゃう…
やはり、世界戦の醍醐味とは、見ず知らずのたくさんの方々と一緒に「ひとつ」になって日本人選手を応援するっていう、あの「一体感」が一番最高なんですよね…
もっとも、たとえ800名の観衆でももちろん「ひとつ」になれるのだろうし、その声援は名城選手に届くとは思いますが、ただ、いくら不景気とはいえ(記事には会場の空きがなくて、となっていますが)、正直、ぶっちゃけ、僕には抵抗感は残る…
しかし、名城選手というのは、本当に苦労人ボクサーですね…
そこが魅力でもあるわけですが…
さて、この挑戦者同級2位のウーゴ・カサレスですが、かなりの強豪だ…
>カサレスは左右の構えを頻繁に変えながら戦う強打者とされ、世界ボクシング機構(WBO)ライトフライ級王座を5度防衛した実績がある。
…別紙(毎日新聞)にはカサレスをこのように評していますが、メキシコのテクニシャンにしてスイッチヒッターでキャリア抜群、なんてくると、これは正直不穏を覚えますね…
特に、前の防衛戦、冨山戦における度々のダウンシーンの印象がいまだ鮮やかなせいもあって、苦戦必死と見ますが、防御に重きを置きながら、それでもしぶとく手数を出して戦ってほしいですね…
結婚したばかりですので、新しいプレッシャーも抱えていることだとは思いますが、そこを持ち前の「ど根性」で突き抜けてほしい…
しかし、気がつけばこのWBAスーパーフライ級は暫定王座が設置されていて、その権威を無視したWBAの暴挙に巻き込まれている名城選手…
でもその王座を獲得したコンセプションはアルセに負けて、そんでそのアルセはダルチニャンに負けてこれがスーパーチャンピオンに繰り上がって、でもこのダルチニャンはIBFバンタム級チャンピオンのアグベコに負けちゃったけれど、未だスーパーチャンピオンで…って、こりゃぁ酷い…
っていうか、訳がわかりませんねぇ…
すんません、勉強不足で… でも、これを「理解」しろっていうほうがやはり強引でしょう…!?
いずれにせよ、より誠実なる、より崇高なる「世界チャンピオン」の道程はまだまだ先にあるということでしょうか…?
つまり、その「不屈」をさらに鍛え上げ、そして、自らの拳で世界的評価を得るしかない…
応援しております…
でも、地上波テレビ中継はあるそうなので、これにはほっと胸を撫で下ろしました…
日本人世界チャンピオンは「蚊帳の外」っていう世界的風潮を是非とも打破していただきたいですね。
御愛読感謝
つづく