前々回の「ジジイ論」で、
”技術にココロを込める”なんてほざいたが、
何だか思うところはみな一緒のようで、
今月の土木学会誌の特集が、「人のこころを動かす、土木」
田代会長が、現場ゴコロ全開で技術の重要性を語っていた。
そんななか、本日出席したi-con推進部会
国の施策で、それっ進め〜、とばかりに、
やれ、土工で全面活用!
やれ、コンクリートはプレキャスト化!
土建業会は、猫も杓子もi-con,i-conと念仏を唱え、
業界新聞でも連日i-conの文字を見ない日はない。
そんななかで、技術顧問として出席していた大学の先生が、
我が業界が、往々にして陥りがちな閉じこもった世界に一石を投じてくれた。
先生曰く、「i-con結構、プレキャスト結構、でも大事なことは、先ずは良い構造物を作ること、耐久性に富むものを作ること。」
御意
色んなことに縛られて、現場の技術者は日々奮闘し足掻いている。
「そんなこと言われなくても分かっているし、オレだって出来ればそうしたいよ。」
そういう声があることは、痛いほど分かっている。
だけどそんな今だからこそ、
原点に戻って良いモノづくりについてもう一度見直してみようではありませんか。
現実と理想のギャップは、かなり大きい。
ケド、これを越えていかないと、未来はないのだ。