本日、会の測定メンバーにより、東大和市産の水菜と青梗菜の線量測定を実施しました。


まず水菜です。


水菜


一週間弱冷蔵庫の野菜室に入っていましたが、
みずみずしさが残っています。

そして青梗菜。


青梗菜


こちらは更にみずみずしく、このままスーパーの店頭に並んでいても、
全然大丈夫な位。

いつものように、これらを先に粉砕してから1リットルの容量に調整します。
青梗菜の場合には、


青梗菜、調整


細かく包丁で刻んで、フードプロセッサの中に、


青梗菜、調整2


粉々になるまで粉砕していきます。
青梗菜は水分を多く含んでいるので、どろどろの状態になります。

試料の調整が終了したら、
環境バックグラウンドの測定を行います。


環境バックグラウンド


いつものように周囲を水の入ったペットボトルで囲みます。
今回は、0.049μSv/hでした。
比較的低めです。

次に水菜を測定します。


水菜、測定

検出値0.004μSv/h 比重0.845で、補正値0.0047μSv/hです。<0.008μSv/h(測定下限以下)でNDです。

次に青梗菜を測定。


青梗菜、測定

検出値0.002μSv/h  比重1.008で、<0.008μSv/h(測定下限以下)でNDとなりました。

今回も、会メンバーが使用している簡易測定装置では測定加減以下の数値となりましたが、
幾ばくかの検出があるので、いつも同様ゼロではありません。
わずかながら放射性セシウムが付着していることは確かです。


環境バックグラウンドが今回は0.049μSv/hですから、

水菜の場合には、測定値の平均が0.053μSv/h、

青梗菜の場合には、平均値が0.051μSv/hであったということです。


測定値の平均から環境バックグラウンドの数値を引いた数字が検出値となります。


測定方法は、前回同様に5分間、10秒毎の数値の最大と最小を除いた全ての数値の平均を取っています。

推定値に関しては、変換グラフより推定は可能ですが、

誤差により変動があることが考えられるので、今回も公表は控えさせて頂きます。

幾ばくかの放射性セシウムの検出があるとは言え、

いつも書いてい通り、100Bq/kgの基準値以下であることもまた事実です。

(1リットルの試料で0.008μSv/hの検出すると90Bq/kgとなります)
したがって、これが危険であるかどうかは解釈の問題となります。

これらの葉物は、まずよく洗うことで表面に泥や埃と一緒に付着している放射線セシウムは除去できますから、
まずはよく洗うことだと思います。