今、沖縄にいる。今年二度目の沖縄である。

 今日、沖縄マラソン参加と地元企業さん主催の講演会であった。

 沖縄マラソン、結果から言うと、無念のリタイア(21㎞地点)であった。

 理由は幾つかある。最大の理由は腰痛である。昨日、国立競技場で開催された「第一回早稲田駅伝」で腰を痛めた。

 スタート前、東京地方は雨で気温が低かった。ウォーミングアップを十分やれる環境ではなく、殆どいきなりスタートだった。おまけに、一番前からのスタートだったので、スタートと同時にかなり速いスピードで突っ込まなければならなかった。

 先頭にいる選手たちは招待等も含め速い選手(エリート選手)達なので、そのスピードに合わせ流れに乗らないと周りの迷惑になるのだ。

 それで腰を痛めた。


 今日、沖縄マラソンを走れるかどうか?走るかどうか?ちょっと迷ったが、もしかしたらもう二度と走るチャンスは無いかも知れないと思い、行けるところまで行ってみようという気持ちで走ることにした。

 参加ランナー、約2万5千人。快晴、スタート時気温約20℃。絶好のコンディションだった。

 周りに迷惑が掛からないように、一番後方からスタートした。大きな大会で一番後ろからスタートしたのは初めてだった。

 一番後方から、スタート地点に到達するまで27分掛かった。マラソンスタートは午前9時だったので、僕がスタートゲートを通過したのは午前9時27分である。トップランナーは凡そ10㎞の地点にいる頃である。


 沖縄マラソンはとてもいい大会だった。気候、コース(結構アップダウンが凄い)、運営、ボランティア、エイドステーション等のケアー、沿道の応援、地域との一体化等、どれをとっても素晴らしかった。

 マラソンを始めて18年になるが、確実に僕の中でベスト10に入る大会である。また来年も来たい大会である。政治をやってなければ参加出来るかも(笑)。

 一番後方周辺では今まで余り見れなかった光景を見れた。そこは、タイム等には余り拘らない、どこか「祭り」「遠足」「和気藹藹」的雰囲気が漂っていた。それはそれでまた違ったマラソンの楽しみ方である。自らの限界やタイムに挑戦する楽しみもあるが、こういう楽しみ方もまたいいもんである。