先日、普通の道(歩道)で突然転んだ。別に石ころや段差があった訳ではなく、ごくごく普通の平坦・平凡な歩道である。ちょっと急ぎ足で歩いていたのだが、突然転んだ。しかももんどりうって一回転くらいした。

 周りの人が本当に驚いておられた。まぁ、自分自身が最も驚いたのだが。

 一体、何が起きたのか? 何があったのか? 何が降りかかって来たのか? 全く分からなかった。

 「人生、七転び八起き」なんて悠長なことを言っている場合ではない。

 昔、柔道一直線で「空気投げ」というのがあったが、そんな感じだった。

 見えない透明の柔道家に投げられた感じであった。


 高齢の方が転んで骨折をするという話をよく聞くが、他人ごとではなくなっている。


 転んだ瞬間、右手を地面について、右手の掌を擦り剥いた。一センチ四方で皮がめくれてしまった。痛い。まぁ、痛いのは当たり前である。痛いと感じるだけでも有難いのかも知れない。

 で、気付いたことが、掌に怪我をすると殆ど右手が使えない。これは、本当に不便である。平素の生活がいかに右手に依存しているかを痛感する。

 昨日、ダウンタウンDXの収録で石原良純氏が言っていたが、何かあったときのために左腕(手)を使う練習をしているのだそうだ。正しい判断かも知れない。


 恐らく、自分で思っている数倍から数十倍運動神経・反射神経が衰えているのと、距離感を喪失しているのだと思う。対象物と自分との距離感である。

 そのせいか、ここのところ、手や足や頭を物によくぶつける。

 先日も、上京して来た武井前県議と東京の事務所で普通に世間話をしていたとき、机の脚にしこたま脛をぶつけた。机の脚に脛をぶつける程痛いものはない。

 その一週間前にぶつけた個所と全く同じところをぶつけた。既に学習能力も衰えている。

 何とかしなければと思うのだが、その解決方法させ思い浮かばない。やばい。