いよいよ、今日、退任です。

 県民の皆様、議会、県職員、他関係各位の方々には、これまでお支え頂き、本当にありがとうございました。

 特に、職員におかれましては、県勢発展と県民福祉の向上のため、自身のマニフェストの実現と直面する行政課題の解決に、心血を注いで頂きました。

 マスコミの県民世論調査で、「東国原県政を評価する」が90%という高い評価を頂いたことは、偏に、県民、議会、職員が一体となって、そして一丸となって、これまで県勢発展に取り組んで来た証左ではないかと思っております。

 

 県民の皆様の県政に対する信頼回復と郷土宮崎への自信と誇りを取り戻すことを最大の目標と掲げ、様々な改革や施策を実行するとともに、宮崎を様々な角度から全国に情報発信して参りました。

 極めて厳しい社会経済情勢や財政事情の中、リーマンショック後の緊急経済雇用対策の実施、高速道路や港湾などのインフラ整備、入札契約改革を含む着実な行財政改革、災害時安心基金の創設、少人数学級の段階的実施、特別支援学校の整備、企業・移住・観光誘致、みやざきソーラーフロンティア構想等、様々な施策を実施して参りました。

 

 また、口蹄疫からの再生・復興においても、一定の道筋を付け引き継げたのではないかと思っております。

 国・地方とも財政事情が厳しく、先行きが極めて不透明な中にあって、景気経済雇用問題、持続可能な社会保障の問題、少子高齢化・人口減少、地球規模の資源・環境問題、東アジアの経済圏の諸問題、地方分権化など、正に、今、時代の変革期を迎えています。

 一つひとつの課題に、県民一人ひとりが真摯にかつ強い意志で取り組む「覚悟」が要求されております。

 国・地方を取り巻く状況が大変厳しい中にあっても、今後、県民の皆様が結集し、心を一つにし、本県が持つポテンシャルを最大限に活用していくことで、本県の未来を確かにし、特色のあるオンリーワンの宮崎を確立できると信じております。

 引き続き、「未来宮崎」のために、県民総力戦の意識を高めて行って頂ければと思います。


 これまで、本当にお世話になりました。重ねて、県民の皆様方の県政へのご理解・ご協力・ご支援に御礼を申し上げますと共に、県の益々の発展及び皆様方のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。