口蹄疫で家畜の殺処分を受けた農家の方々への手当金等については、29万頭にも及ぶ家畜の評価などの手続きに時間を要し、支払いが遅れていることを大変申し訳なく思っております。県と致しましては、年内に手続きを完了し支払いを済ませるべく、担当職員を大幅に増員して作業にあたっております。

 

 以下、その状況を説明させて頂きます。

 手当金等の支払い対象の総数は、ワクチン接種分と疑似患畜分を併せて1,379件で、因みに手当金見込額は、ワクチン接種分(約240億円)、疑似患畜分(約288億円) 総額(約528億円)になります。


 この内、ワクチン接種分1,072件については、これまでに1,066件の評価を終えています。この評価済みのもののうち1,041件は支払いを完了しており、残る25件については、県に申請書が提出されている16件は今週中に支払い見込みで、未申請の9件についても、出来るだけ早期に申請を行って頂き、年内には支払いを行いたいと考えています。


 また、疑似患畜分307件については、295件の評価を終えています。

 この評価済みのもののうち79件は支払いを完了しております。残る216件にうち、県に申請が提出されている139件は早急に国に対して申請書を送付するなどの手続きを進めて、年内には国から支払われると思います。また、申請書が未提出の77件についても、現在、家畜保健衛生所の職員が各農家を訪問して、評価の説明を行っているところであり、今週中にはこの作業を終えて年内には国から支払いが行われる見込みです。


 ※12月14日現在の支払い状況

 ワクチン農家 1,072件 家畜評価確認済み1,066件(99%) 申請受付1,057件(99%) 支払い済み1,041件(97%)

 疑似患畜農家 307件 家畜評価確認済み295件(96%) 申請受付218件(71%) 支払い済み79件(26%) 


 尚、現時点で評価を終了していないものが全体で18件ありますが、これについても、現在、県から農家に説明を行っているところであり、評価が整い次第、つまり農家さんにご理解を頂き次第、申請書の提出を頂き、支払い手続きに入りたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 対象農家の皆様方には、大変なご迷惑・ご苦労をお掛け致しますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。