6月7日のブログで書かせて頂いた内容について、当該の「ある議員」から、議運での発言は、以下の趣旨であったという指摘があった。

 「鳩山総理が最善を尽くすと約束しているのに、なぜこの時期に急いで、このような要望をしたのか。県議会として総理に要請するのであれば、もっと各会派で議論すべきだったのではないか」

 そういうことであるらしい。


 いよいよ菅内閣発足である。国民の期待値は高い。

 菅総理とは、H20年2月、道路特定財源・暫定税率問題で公開討論をさせて頂いた。当時、菅総理は、民主党道路特定財源暫定税率問題対策本部長であった。

 あの時は、ざっくり言えば、「これ以上道路は要らない」vs「宮崎の東九州自動車道は必要である」というそれぞれの立場だった。

 政権交代し、結局、暫定税率廃止は、事実上廃止となった。つまり、あのとき僕らが主張させて頂いた通り、暫定税率は事実上そのまま維持されることになった。

 あの時は、わざわざご来県頂き、県北の道路整備の遅れを実際に見て頂いた。そのとき「東九州自動車道は確かに必要ですね」と仰られた。

 今回の口蹄疫問題では、ご来県はあるのだろうか?


 その後も何度か、テレビ等に一緒に出演させて頂き、ディベート等をさせて頂いた。僕が言うのもおこがましいが、とてもクレバーで理論家である。特に、今年1月1日夜にNHKの生OAでご一緒させて頂いたことはとても印象的である。

 本番前、菅氏に「2年前、道路問題でディベートさせて頂き、大変お世話になりました」と挨拶させて頂いた。そのとき、同席した出演者から、「そのディベート、どちらが勝ったのですか?」という質問が出た。そしたら、菅氏が「僕に決まっているじゃありませんか」と答えられた。ちょっと目が点になった(笑)。


 いずれにしろ、菅総理・新内閣におかれては、景気・経済・雇用対策、財政再建、中長期成長戦略、社会保障・医療問題、外交・防衛問題、地方分権・地域主権問題等、内憂外患、様々な国家的重要課題が山積していることから、強力なリーダーシップを発揮して頂き、各課題の解決に全力で取り組んで頂きたい。

 そして、ご自身が仰るように、20年間に渡るこの国の閉塞社会を打破し、本当の意味での国民目線に立った政治を実行され、最小不幸社会の一日も早い実現をお願い申し上げたい。


 特に、口蹄疫対策については、鳩山総理に引き続き口蹄疫対策本部長として「政府として万全の策を講ずる」との基本方針に基づき、農家さんや地元の声を十分にくみ取った上で、あらゆる対策を講じていただくことを切にお願い申し上げたい。


 昨日の殺処分は3,296頭。全体の殺処分対象は272,235頭。殺処分完了は155,826頭。未殺処分は116,409頭。

 県民の皆様、特に関係地域は、まだまだ気を緩めず、引き続き消毒等の防疫措置に全力を挙げて頂きたい。