特措法の公布・施行は4日である。しかし、特措法施行令の公布・施行は組閣の閣議後である。それはいつになるのか? そして問題は、施行令の中身である。特にワクチン接種分の様々な補償・奨励金等は全額国庫負担でみてもらわなければならない。大臣と首相の言葉・約束はそういうことであった筈である。

 国庫負担分の具体的な配分は施行令で示される。


 口蹄疫対策は一刻の猶予もできない。政治・対策の空白を作ってはならない。行政の継続性は最重要視されなければならない。


 本日までの殺処分対象は、疑似患畜・患畜分が179,207頭。ワクチン分が92,881頭。合計272,088頭。殺処分・埋却終了が127,027頭。

 昨日は、雨に関わらず、殺処分が6,896頭であった。内、豚が6,768頭で、豚を優先しているし、諸々の諸事情があって牛の方が進んでいないのだが、現場の方々の頑張りには心から感謝を申し上げたい。


 とにかく、この殺処分・埋却作業のスピードアップが今後の更なる課題である。そのためには、埋却地確保や各種補償の問題、移動制限区域での移動の問題等が前に進まなければならない。

 因みに、えびの市は今夜0時に移動制限・搬出制限が解除になる。スーパー種雄牛5頭は、今の時点で陰性である。