今般、口蹄疫対策の要として重責を担って頂いていた農政水産部長が体調を壊し、長期療養となった。誠に残念である。やはり、今回の一連のことで相当の過労・心労・プレッシャー等があったと推察される。部長におかれては、今は、現場のことは心配せず、一日も早い体調回復に努めて頂きたい。

 

 即座に体制を立て直し、防疫対策に万全を期して参りますので、関係者・県民の皆様に一層のご理解・ご協力をお願い申し上げます。

 部長に限らず、長期化する現場の関係者はギリギリの限界点に達している。とにかく、一日も早い終息に向け全力を傾注しなければならない。


 埋却地確保の迅速化ため、県は農業振興公社による購入を決めた。購入に関しては様々な諸課題があったが、とにかく埋却地確保に全力を挙げるため、決定させて頂いた。

 様々なメディア・専門家・評論家から、埋却地確保の遅れが蔓延を拡大させたという指摘がある。結果的には、確かにそうかも知れないが、その埋却地確保は想像を絶する大変さ・困難さである。ましてや、拡大規模や感染力が過去に事例のない、予想を遙かに超えた事態であるのだ。

 

 何を言っても結局は言い訳になるのだろうが、埋却地選定に関しては、農家の方々や周囲の同意の問題、土地集約の確保、環境の問題、地下水や岩盤の問題、地権者の問題、平等性の問題・・・・・・・・そもそも土地自体が無い等々、様々な課題がある。担当者や関係者は懸命に頑張っている。

 それでも、関係各位の尚一層のご協力やご支援を賜り、土地確保に全力を尽くさなければならない。


 本日までの新たな確認は9例、殺処分対象は2,536頭。いずれも児湯地区。これまでの累計209例、殺処分対象147,894頭。

 一日の殺処分は3,770頭。新たな増加頭数は2,536頭。非常に厳しい状況は続いている。