いや~、昨日の列島は、まさに宗男ちゃん一色だったね。 証人喚問、ライブで2時間まるまる観た。 宗男ちゃんのおでこの2本の長~い白髪、剃った方がいいよね。 それから、昨日の証人喚問中、何回立ったり座ったりしたんだろう? ちょっとしたヒンズースクワット、恐らく数百回。 宗男ちゃん、足腰丈夫だね。 ここんとこ随分急激に老けこんじゃって、宗男ちゃん、確かうちの師匠より年下なんだよね~ 結局期待された新事実は出ず、参考人招致の時と事態はドラスティックには変わらず、疑惑は残ったまま~ 野党の追求もどこかしらトーンダウンした感が否めない。 「きっと、裏の裏で、話し合いがもたれ、調整されているんだろうな~」「結局はプロレス興行みたいなもんで、善玉、悪玉それぞれある程度の申し合わせ、不文律といったものが存在しているんだろうな~」という疑問は、鈴木氏に対する疑惑より大きく残った。所詮、野党も同じ穴のムジナである、ということ。 当然、今後、いつもの玉虫色の解決になっていくのだろう。 しかし、鈴木宗男氏(鈴木氏だけでなく政治家全般)の今の姿は、そのまま国民の姿を映し出したもの。 いわば、昨日の証人喚問の姿は国民全体に問題提起された国民の「鏡」であるのだ。 政治家を選ぶのは、国民。 政治家の資質は、そのままその国の民度である。 つまり、あの政治家達の資質・品格、それ自体が国民の資質・品格なのである。 鈴木氏に対して、鬼の首を取ったように、代表質問した社民党の辻元議員。 元ピースボートの代表。 松尾伴内は、あれをボートピープルと間違えていた。 でも同じようなもんだ。 その辻元議員、鈴木氏に思わず「あんた!」と言っていた。 あれ早稲田出身なんだよね~、弱ったもんだ。 その社民党、前身は社会党。以前、社会党が自民党と連立を組んだ時(このこと自体が信じ難いことなのだが)、社会党は、それまで「日米安保反対」「日の丸、君が代の法制化反対」「自衛隊は違憲である」と強く主張していたのに、連立を組んだ途端「日米安保容認」「日の丸、君が代賛成」「自衛隊は合法」と、手の平を引っ繰り返した。 本当に信じれなかった。 それは公明党も同じである。 そんなことも棚に上げて、よくも鈴木氏をああまで追及できるもんだ、と思う。 どのツラ下げてそんなことが言えるのか? その、どのツラ下げているのが政治家で、それを支えているのが、とどのつまりは国民という構図なのである。  しかし、その辻元議員、確かにテレビ的である。 まるで、ワイドショーのレポーター。 ターゲットのタレントの激怒・悲壮の表情を誘発するような、おばさん特有の、相手の琴線に触れる決定的質問・インタビューの仕方。まさに、ワイドショー的レポーター。 いたよね、昔クラスに。 風紀委員みたいな女。 人の揚げ足を取ったり、荒ばっかり探してるタイプ。 自由民主主義社会は彼女らの存在や人権も認めたところに最大の欠陥があると考えられる。 その辻元議員の社民党。 正式には、社会民主党。 これは議会制によって、社会主義を実践しようとするもの。 はっきり言って、不可能! 社会主義とは、私有財産は認めるものの、全ての生産手段と企業・組織・団体等を国有化するというもの(共産主義は私有財産の保有も認めない)。 これは平等ということが基本理念。 しかし、平等と自由とは当然相反関係にある。 よって、不可能! はっきり言わせてもらう。 政治を人というのもがやる以上、無理! そのシステムの失敗と淘汰はもう既に人類が経験並びに証明している。 そんな党の代表が、鈴木氏を「嘘吐き」呼ばわりし「あんた」と呼び捨てにする。 その品格の無さ。 一体、何様のつもりなのだろう? そもそも今回の鈴木氏問題は、口利き・斡旋の利得問題とODAの私物化(国益を損なう行為)問題である。 それらは政治家の政治倫理だけではなく、政治システムと国民の資質問題など複合的に議論されなければならない問題である。 自民党の政務調査会が官僚と連携し、共に勉強し政策を話し合い族議員ができあがる。このシステムの見直し。 族議員が省庁のために国益を無視して動いたり、私利私欲のために省庁に圧力をかける。しかし、それは、地元利益誘導と基盤として、地元からの要請(国民の要請)があり、そこからの票が欲しいからやることなのである。この構造をどう見直すか? 政策決定は内閣が最終責任を負う。ところが、現実には自民党の総務会が了承しなければ内閣は法案を提出できない。この慣例をどうするか? 政治家は官僚に政策を丸投げし、行政執行に介入して特定の業者に便宜を図り、見返りに票や金を得る。 官僚は政治家の庇護のもと、権限を維持し、政策作りの主導権を握る。 このようなシステムをどうするか? ことは、鈴木氏個人だけの問題ではない。 「正義の存在しない社会は不幸だが、正義を必要とする社会はもっと不幸だ」 我々は、過去において、数々の権利(例えば参政権)を、血を流しながらやっとの思いで勝ち取って来た経緯がある。 その結果がこのザマか? 我々国民は、今一度その歴史を見つめなおし、原点に立ち返り、政治参加の姿勢を新にすることが望まれる。