大麻は安全な植物 | ひふみ塾 世回りブログ

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大麻は安全な植物


元々日本の各地では大麻の栽培がとても盛んに行われていました。その歴史は長く、紀元前8000万年よりヘンプは麻縄として利用される等、日本人には生活必需品として慣れ親しんできたものになります。第二次世界大戦前まで自由に栽培することができたにも関わらず、1948年に制定した大麻取締法によって栽培が免許制度となり、栽培の自由が奪われてしまいました。


さらに、1961年の麻薬に関する単一条約による世界的な規制により、アサ産業全体が急速に衰退し、戦後の化学繊維の普及と生活様式の変化も合わさり、麻の需要は急激に減収してしまったのです。今では特別に栽培許可を持つ栃木等の一部の産地のみでの栽培となっています。


そもそも大麻草でも薬物として指定されているのは、大麻草の葉と花穂という一部の部位だけであり、しかも薬用型の品種に限定されます。さらにTHC含有量が0.3%かそれ以下の産業用ヘンプ(カンナビス・サティバ・エル)というヘンプがあります。THC(テトラヒドロカンナビノール)とは、カンナビノイドの一種で陶酔作用がある成分です。産業用ヘンプのTHC含有量では全く麻薬作用はありません。


近年ではこの産業用ヘンプが繊維と種子の生産のために世界中の様々な国で生産されています。ドイツやカナダ、オーストラリアや中国、スペインやイギリス、フランス等、約30カ国の農業者がヘンプを耕作しているのです。




日本に蔓延る誤ったイメージ

では、なぜ日本ではこんなにも誤ったネガティブなイメージでとらえられているのでしょうか?それに日本では、薬物乱用防止キャンペーンに大麻が取り上げられる等、こぞってマスコミが大麻は危険といったイメージが国民にうえつけられてしまい、元々は生活に欠かせない農作物であった事実が失われてしまっているからです。


実際にはTHC成分が1%以上含むヘンプも、近年では医療用としてその成分が見直されています。さらに最近ではEUやアメリカ、カナダを始めとした様々な国で嗜好品としての使用が認められてきているのです。毒というイメージでありましたが、研究によりコーヒーのカフェイン並みの成分で、タバコやアルコールの方が危険という事が証明されています。



国内の麻農業

現在、麻の産地である栃木県では、トチギシロ(栃木白)というTHCをほとんど含んでいない改良品種されたヘンプが生産されています。実際にはこの産業用大麻の栽培を希望する人は多くいます。ところが行政が中々認めず、栽培の免許を新規に取ることは大変困難です。



しかし、近年では北海道の北見市が産業用大麻栽培特区として認定され取得できたという話もあります。この様に少しずつですが、大麻がどの様なものかという正しい知識と理解が出来る人が増えてきているのです。


ヘンプは茎から繊維が取れるだけでなく、紙やバイオプラスティック製品、食料品や美容用品等様々な用途で活用することが可能です。森林伐採や土壌汚染、石油の枯渇等様々な環境問題を抱える現代に、世界中で安心安全な産業用大麻は一つの活路として最も注目されているのです。