安倍昭恵首相夫人が語る「大麻(ヘンプ)は“捨てるところがない”有用な植物」 | ひふみ塾 世回りブログ

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 古くから日本全国に自生していた大麻草は、第二次世界大戦後に米軍によって栽培・研究が厳しく規制されるまで、日本人の生活のあらゆるところで利用されてきた。そんな日本の伝統的な大麻文化の再生に力を入れている安倍昭恵・首相夫人に、大麻がどれだけスゴいのかを語ってもらった。


◆大麻(ヘンプ)は“捨てるところがない”有用な植物



安倍昭恵・首相夫人


 このところ「大麻文化の復活」に力を入れている昭恵夫人。「大麻は“捨てるところがない”非常に有用な植物。日本の伝統文化とも密接な関係があります」と語る。

「大麻を原料にした製品は、衣・食・住の、あらゆる領域で活用されています。2万5000種類以上の生活用品の原材料になると言われているんです」

 大麻草の茎の繊維部分は衣料や紙、断熱材、プラスチックの原料となり、茎の芯部分は家畜の敷料や建築材料として使われる。また、種(実)は食品や食品油として使われ、化粧品やバイオ燃料などにも利用可能。そのほか医薬品としての効果も注目されている。さらには生長が速く二酸化炭素を多く吸収するため、地球温暖化対策にも有効。持続可能な社会をつくるのにぴったりの植物だと言える。

「現在の大麻はほとんど輸入物ですが、日本では戦前までお米に次ぐ商品作物でもあったんです。2008年に北海道北見市で産業用大麻特区が認定され、鳥取県智頭町など大麻で地域おこしを行う自治体も現れるなど、少しずつ国内での栽培が広まろうとしてきています。

 国産大麻はまだ高いのですが、質は外国産よりずっと高い。今後、栽培をする農家が増えていけば、少しずつ安くなるはずです」



鳥取県智頭町産の国産大麻オイル「智頭麻の油」と、「智頭麻の炭」


 さらに、実からとれたオイルをバイオディーゼル燃料にしたり、プラスチックにしたりと、化石燃料の代替としても期待されている。

「日本が輸入に依存している、石油のかわりになる可能性がある。これが国産で安く作れるようになれば素晴らしいですね」




◆「大麻=違法薬物」との誤解を解く必要がある



「智頭麻の油」を味わう昭恵夫人

 そして、難病治療など医療用としても価値があるといわれている。日本では「医療用は認めてもいいのでは」と、今年になってようやく国会で議論が始まったばかりだ。

「大麻=違法薬物との誤解も大きく、大麻文化の再生のためには、この誤解を解くことが必要。例えば『麻模様』は日本の伝統的な柄でもあります。縄文時代以来、日本人の生活に欠かせない植物。偏見を外し、この伝統文化をもっと知ってほしい。これから栽培を考えている地域とよく話し合って理解を深め、各自治体の首長にもお願いしていきたいと思っています」


【大麻(ヘンプ)とは】
古くから広く日本に自生していた大麻草(=麻)は日本人の生活と密接に結びつき、縄文時代から植物、燃料、衣料、食料、医療、祭事、神事などに使われてきた。「大麻」「大麻草」「ヘンプ」「マリファナ」は、植物学的にはすべて同じもの。日本で認可を得て栽培されている大麻は、品種改良した産業用の大麻で麻薬成分はない。日本で「麻」と言えば伝統的には大麻だけを指していたが、亜麻や苧麻、黄麻、洋麻なども知られるようになり、ほかの麻よりも大きいこの麻を「大麻」として区別するようになった。日本に自生する麻のほとんどは「大麻」である。麻薬としての大麻=マリファナとの混同を避ける意図から、産業用大麻=ヘンプとの言い方も広がってきている。