法律事務所と提携し、
そうした相談も請け負えるカウンセリングルーム を新たに設立したことによって、
日々、様々な悩みを抱えた方と面談をさせていただいている。
仕事の遣り甲斐や人間関係や権利関係のトラブル、
パートナーとの関係やお子さんの抱える問題、
営業不振や教育の相談など……
悩みは、
常に心と体を蝕んでいく。
形として捉えることのできなかったものが、
目で確認できる形として、
徐々にその触手を伸ばす。
先日、
都内にある高齢者施設にコンサルで訪問した際、
面白い話を教えていただいた。
90歳を過ぎてなお矍鑠として、
(うぉっ、「かくしゃく」ってこんな字だったんだっ。むずっ)
毎日勉強や数独を精力的にこなすような凛とした方もいらっしゃれば、
(聞けば、元東大の教授だって)
常に心配事を抱え、
スタッフへの注文やクレームばかりになってしまう方もいらっしゃるようだ。
「不安・心配」については、次のような調査結果がある。
40%…起こり得ない事柄
30%…過去に起こって今さら手の打ちようがない事柄
12%…自分とは関係のない事柄
10%…現実あるいは想像上の病気に関する事柄
8%…「心配」に値する事柄
んで、
その8%の心配も、
自分自身の行動や考え方で克服ができる、んだってさ。
んなこと言われてもねぇ、
分かっちゃいても、
「不安」ってシロモノは意識して抱くもんじゃないからねぇ。
でも、
だからこそ、
「正しく受け止めてあげる」ことが大切な気がするよ。
それは、
人の「心配」に対してはもちろん、
自分の「心配」に対しても、ね。
自分の最高の指導者は、自分自身でしかない。
カウンセリングは、
安易なアドバイザーになるのではなく、
その方の生命力をどこまでも信じ抜いて受け止めながら、
「自分自身の最高の指導者」となるべき「客観性」を高めてあげることから始まるような気がするよ。
写真は、
生徒の皆さんがつくってくれた「コラージュ」の一部。
(日本メンタルデザイン学院 の生徒さんね …カウンセラー養成学校)
白紙の紙に、好きに雑誌を切り抜いて切り貼りをしていく。
「脳のプリント」とも言われるくらい、
無意識下における今の状態を映し出してくれて、
気付けなかった自分に改めて気付いたり、
その行為そのものが、
ストレス解消や客観性の向上、そしてカタルシスにもなるらしいよ