マッサー?チームドクター?どんな職業? | 和久井秀俊オフィシャルブログ「海外サッカー選手のホンネ」Powered by Ameba

マッサー?チームドクター?どんな職業?

和久井です。

先日、公式ウェブサイトからこんなメールを頂きました。

初めまして!ベラルーシに移籍されたんですね!羨ましいです。日本から応援しています!
日本で理学療法士・トレーナーをしていますが、ベラルーシや様々な国で理学療法士として
フットボールクラブで働きたいと思っています。ベラルーシのメディカル事情について
教えていただけるとありがたいです!あと、ユニフォームの販売を検討していただきたいです!
よろしくお願いします。


まずは、メールありがとうございます。実際に来て勉強されますか?ユニフォームの販売は、少し検討致します。

ということで、今回少しクラブの治療について綴ります。

クラブには、基本的にマッサー、チームドクター、コンディショニングトレーナーがいます。クラブによっては、人数も違い様々な専門分野の方を置いたり、派遣したりしています。

現在所属するクラブは、主にマッサージやコンディショニングトレーナーとしてのリハビリトレーニングも兼ねたマッサー、実際に治療や診断を行うチームドクターがいます。

彼らの仕事は上記の仕事だけでなく、選手の体調管理なども行っています。

例えば、毎日心拍数をや体重、練習中の選手の心拍数などを全員管理したり、一般的な予防接種の準備、選手の体調に合わせて薬品や治療器具、サプリメントを備えたり、どんな怪我にも対応できる準備をしています。やることはまだまだありますが、書ききれませんので。。。

僕が前歯を折られてしまった時、一般の病院からインプラントを勧められました。しかしインプラントとは骨に歯を埋めこむため、インプラントの状態で同じことが起これば顎の骨が折れる可能性もあります。

彼らにとって非常に大事なのはスポーツの現場での知識です。チームドクターも常に現場と病院で知識を学びながら、最善の治療を判断しています。さらに新たな治療法に対応していく必要があります。

酸素カプセルや超音波治療など様々な治療具や治療法をスポーツの現場に導入したのも、今後新器具の導入を判断・検討するのも彼らの大きな仕事です。

チームの治療スタッフがこの記事を読めば、「いやいやまだまだたくさんあるよ。」と言われそうですが、今回はここまで。

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