アスリートの食事バランス 管理栄養士 | 和久井秀俊オフィシャルブログ「海外サッカー選手のホンネ」Powered by Ameba

アスリートの食事バランス 管理栄養士

和久井です。

アスリートの食事は一体どんなものなのか、どんな食事をしたらよいのか、気になる方もいらっしゃると思います。

トレーニングは、あくまでもストレスです。休息や食事でしっかりと身体と心を回復させることにより、はじめてトレーニングの意味を成します。

今回はそんな、サッカー選手の食事について少しご紹介したいと思います。

まず日本人の一般男性とプロサッカー選手、20歳~30歳の平均栄養素量について比較したいと思います。

栄養素 一般男性 プロサッカー選手

エネルギー 2650kcal 5000kcal

たんぱく質 99.4g~132.5g   187.5g~250g

脂質 73.6g   166.7g  

糖質 331.2g~397.5g  625g~687.5g

カルシウム  900mg  1,200mg

鉄  7.5mg  25mg

ビタミンB1  1.4mg  4.00mg~5.00mg

ビタミンB2  1.6mg  3.00mg~4.00mg

ビタミンC  100mg  300mg


というデータがあります。

単純に一般男性よりも食事の摂取量が多いであろう、ということは誰もが予想できたことでしょう。

しかしこのようにサッカー選手は、一般男性の2~3倍の栄養素を摂取してます。

欧州クラブには、管理栄養士が選手の食事を提供していたり、サポートしているクラブがあります。特に育成選手の食事は、徹底されています。

どのような食事がふさわしいかは、今後綴っていきます。

アスリート、サッカー選手、一般の方でもスポーツをされる方は、以下について気を遣ってみて下さい。

グリコーゲン」、聞いたことありませんか?

グリコーゲンとは、体内に貯蔵された状態の糖質物質のことです。

肝臓内のグリコーゲンは主に脳や神経系の正常な働きの為の、筋肉中のグリコーゲンは運動の為のエネルギー源となります。

スポーツをした後には、できるだけ早く「糖質+たんぱく質」を摂取するように心掛けてみましょう。

何も口にしないと疲労が抜けにくく、筋肉の分解が続いてしまいます。

サンドイッチやおにぎりなどを、あまり深く考えずに「動いた後に食べる」という習慣をつけるといいでしょう。

あれもこれも考えてしまうと疲れてしまい、せっかくの食事もおいしくなくなってしまいます。

運動をされる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

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