クラブの育成チームとトップチームの共通点 | 和久井秀俊オフィシャルブログ「海外サッカー選手のホンネ」Powered by Ameba

クラブの育成チームとトップチームの共通点

和久井です。

各クラブの練習では、様々なトレーニングが行われています。

日本でも多くの外国人監督がチームを指揮していて、練習の内容に違いはありません。

ですが、クラブの育成チームとトップチームの練習で共通する事があります。

選手の、練習や試合での目的に関する共通点です。

「いかにしてゴールをするか」、「いかにしてゴールされないようにするか」ということはサッカーにおいては最も重要であり、それによって「いかにして試合に勝つか」という最終的な大きな目標に近づくことができます。

そして試合に勝つために、一人一人の選手が「いかにして目の前の相手に勝つか」という練習が、欧州では非常に重要視されています。

例えば練習の中で、サッカーのルール無用で、「いかにしてチームでボールを保持するか」、「どんな方法を使ってもいいから相手からボールを奪う」というトレーニングがあります。

もちろんそれはサッカーではなくなるし、当然ルール上では反則ばかりです。

しかしそれにより、「いかにしてゴールをするか」、「いかにしてゴールされないようにするか」という事から、さらに「いかにして目の前の相手に勝つか」、最終的に「いかにして試合に勝つか」という構図ができあがります。

もちろん各クラブの練習のアプローチの方法は違いますが、この「意識付け」と「手段」を選手が継続して持つトレーニングが設けられています。

ご理解頂けたでしょうか?

→目次へ