我が家に起きた奇跡(1) | 『知は力なり』私が学んだことの備忘録

『知は力なり』私が学んだことの備忘録

自分の独断と偏見でランダムに学んだことの気付きを書き残してまいります。

約10年前、我が大谷家には1200万円
ぐらいの借金がありました。


具体的には父の事業が完全に自転車操業に
陥り、借金がドンドン膨らんでいってしまい、
気が付いたときにはこれぐらいの額になって
しまったというのが実情です。


毎月、ある時期になると食事中に父が
じーっとカレンダーを見ながら「うーん」
と唸っているのを、正直「メシの時にやめて
くれよ!」と私はかなり苛立ちながら無視
をしていました。


では、私は何をしていたかと言いますと、
以前の記事にも書いているのですが、
司法試験の合格を目指して勉強をしていま
した。


いま思い返してみると「そんなことはいい
から早く父を助けてやれよ」と言いたくも
なりますが、その時は「俺は知らん、自分
でなんとかしろ」と冷たく突き放していま
した。


しかし、当然事態が好転するはずもなく
父の事業の借金は雪だるま式に増えていき

ます。


最終的には、私や弟さらには母まで消費者金融
でいわゆる「名義貸し」名目でお金を工面
しなくてはならなくなりました。


そしてついにそこまでしても、どうにもならない

状況になってしまったのです


その状況になってやっと私はある思いに至る
事になります。


それは


「親も助けられない人間が弁護士になって
人様を助けられるわけがない!!」


というあまりにもまっとうな真実に。


そう思ったとき、なぜかからだが軽くなった

のを今でも覚えています。


ここから、大谷家の奇跡の借金返済劇
スタートするのですが、本当の困難はまだまだ

ここからが本番なのです。


次回の続く。


次回「我が家に起きた奇跡(2)はこちら