しばらくtwitterやブログの更新が出来ませんでしたが、兄の葬儀を終えて一週間以上が過ぎ、ようやく少し落ち着いたところです。

WEB上に寄せられた追悼の言葉や楽曲に対する思いなどを見てしまうと、何か夢を見ているような気がして、まだうまく現実と向き合うことが出来ません。この気持ちはきっと、時間にしか解決出来ない種類のものなのだと思います。

しばらくは頂いたメッセージを読むことも出来ませんでしたが、今、L↔︎Rをはじめ兄の手がけた作品が、たくさんの方々にどれほど大切にされていたかを実感しています。追悼の言葉やメッセージを送ってくれたみなさん、ありがとうございます。黒沢健一はミュージシャンとして、とても幸せな人生を送る事が出来たと思います。

今はどこに行っても、何をしても、兄と一緒に過ごした時間の足跡がそこにあります。そして僕の中には、同じ血と、音楽が流れています。僕にとって兄は家族であり、仲間であり、そして絶対に超えられない永遠のライバルでもありました。兄がいてくれたから、僕は音楽の世界に足を踏み入れる事が出来ました。あらためて心からの感謝と尊敬とを捧げ、冥福を祈ります。

健ちゃん、ありがとう。そして、あんまり力になれなくてごめん。でも仕方がないよね。がんばったもんね。

本当におつかれさま。どうぞゆっくり休んでください。

 

 

 

 

 

12月23日の石田ショーキチ氏のライブへのゲスト出演、未定という形をとらせていただいていましたが、参加しようと思います。ご存知の方も多いかと思いますが、当日ご一緒する予定だった橋口靖正くんが12月8日に虚血性心疾患のため急逝しました。ちょっと前にtwitterでご挨拶をしてくれて会うのを楽しみにしていた矢先のことで、知らせを受けた時は言葉も出ませんでした。石田氏には兄の他界に伴う諸々で、正直は歌える自信がないと伝えていました。今でも自信なんて全然ありません。でも、大切な友を立て続けに亡くした悲しみの中、彼は予定通りライブをやると言いました。

石田ショーキチくんとは20年来の音楽仲間であり、兄弟ともに仲よくしてもらっていた大切な友人です。兄もきっと歌えと言っているような気がします。どのような形になるかはわかりませんが、音楽がどんな悲しみや絶望も、希望の種に変えてくれることを信じます。来てくれるみなさん、何卒よろしくお願いします。