#3 | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

#3

「本当に大丈夫なんですか?」

「大丈夫ですってー。病院行っても、異常なかったんですさかい」

心配そうに見つめる前田に、あっけらかんと答えるだるま。

朝の登校風景に似つかわしくない、包帯だらけの姿だ。

「ダイエット失敗しててよかったな。だるま」

デリカシーのかけらもなく、大歌舞伎が言った。今朝は、前田、だるま、そして、歌舞伎シスターズが仲良く集団登校していた。アンダーガールズの脅威に対する防護策だ。

「えーっ!ダイエットしてたんですかー?だるまのやつがー?」

小歌舞伎も前田も目をまるくした。

「するか!そんなもん!」

「はっはっは。少しはやせねーともてねーぞ。いままで惚れられたのは学ランくらいだろ。いまは、前田に本気だったか」

「姉貴!」

小歌舞伎が目配せする。学ランの消息は、いまだ不明であった。

前田もだるまも顔をふせる。

「あーっと、案外、今日あたり学校来てるんじゃねーか。うん、きっとそうだ。な?」

小歌舞伎に同意を求める。

「そ、そうですよねー。きっと、昨日はケータイなくしたとかなんかっすよ」

歌舞伎シスターズは、つとめて、明るく振る舞っていた。


そして、4人は、3年A組の教室の扉の前に来た。

だるまが、意を決したかのように、勢いよく扉を横に引く。おらーというかけ声とともに。

「えっ」

教室内を見て
前田は思わず、驚きの声をもらしていた。