マジすか学園 続編
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2017-04-30 16:43:11

マジすか学園GX☆#3ー4☆

テーマ:ブログ

「欅女学園といえば、たしか、今年度から新設された私立高だったな。それで、先程の言葉は、聞き捨てることはできないが...、いったい、どういう意味だ?」

緊張感を保ちつつ、秦サワコが問う。

「すぐにわかる、よ」

長濱ねるは、なんとか、起き上がろうとしている金子シオリのほうに近づいていった。ねるの闘気は、はっきりと発散されていたが、金子からの攻撃は、なかった。

(金子の『絶対防御』が、発現しない?)

無意識下においても、敵意に反応し、攻撃を加える、金子シオリの『絶対防御』が──。

ねるが、おもむろに、拳を振り上げる。

直後。
ノーモーションから
秦サワコのスピード感のある飛び道具──硬質なチェスの駒が、繰り出された。百発百中の腕を持つサワコであった。
が、
その駒は、長濱ねるに当たることなく、あさっての方角に、飛んでいってしまった。


(おかしい...?狙いが...、定まらない...)

この距離で外すはずがないのに。

「なぜ...?」

「不協和音...」

ねるが呟く。

長濱ねるの異能(チカラ)。

能力名『不協和音』──。相手の平衡感覚に作用を及ぼす能力といわれている。

「これが、僕の異能(チカラ)だよ。もう、どんな攻撃も、当たらない」

「そんなことが...」

ねるの拳の前に、あっさりと、金子シオリが沈む。

「世界は、歪んでるんだ。だから、正さないと。僕たちが前にいたところは、それは、それは、酷いものだったよ...」


「...『僕たち』だと...?君たちは...、いったい...」


「僕たちは、無作為に集められたんだ...。“プリズン”とは、名ばかりの...、そこは、人体実験を繰り返す、能力開発研究所だったんだよ」

視線を地面に落とす。


「まさに、生き地獄だったよ...」


(『異能(チカラ)なき者は、ここでは、生き残ることは出来ない!弱者には死あるのみ。やれ!仲間など関係ない!』

『僕は嫌だ!』)


サワコが、
今度は、チェスの駒を数個、投げつけてみた。

しかし。結果は、同じだった。

あまりにも、かけはなれた方角へ飛んでいく駒たち。


近づいてくる救急車のサイレンの音。

「ここじゃ、落ち着かないし、場所、変えようか?」

そう言って、廃墟と化した、アンダーガールズ新宿本部ビルへと、長濱ねるは、規制線を乗り越え、入っていった。

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2017-04-17 18:31:00

マジすか学園GX☆#3ー3☆

テーマ:ブログ
新宿──


岩田カレン、そして、何者かによって操られた旧友であり戦友でもあった平田リカコの二人に、左右から、一方的に攻めこまれ続けるアンダーガールズ、一番隊隊長、秦サワコ。ショートカットの前髪と深紅の長い特攻服が、激しく揺れていた。

「残念だったな。二対二どころか、二対一になるとはな」

カレンの視線が、早々に、カレンに蹴り飛ばされ、口から血を流し、仰向けになって倒れている金子シオリに向けられた。

「彼女は、争いにはむいていない。それに、わたしの大切な仲間を操り、闘わせるような卑怯者のいる組織に、負けるわけにはいかない。わたしひとりで充分すぎる程だ!」

「強がりをッ!」

サワコは、必死に防御しつつ、反撃の糸口を探っていた。出来うるなら、平田をもう殴りたくはない。

平田リカコの攻撃と岩田カレンの攻撃。
どちらも鋭いものではあったが、お互いを意識した連携攻撃があるわけではないので、そこに、なんとか、つけ入る隙を見出そうとしていた。

そんな最中、サワコは、
カレンの動きに、どこか言いようのない違和感を覚えていた。

(何かが...違う...)


「考え事か?余裕だな!」

カレンの鋭い蹴りが、サワコの脚にきまり、バランスを崩され、
続いて、無言のまま、平田の拳が、サワコの顔面を痛打する。

倒れこむサワコは、転がるように、距離をとった。二人を同時に視界にとらえることが出来るように。

カレンは、すぐに、平田からはなれるように動いた。逆に、平田は、脇目もふらず、一直線、サワコに迫ってくる。

そのとき。


「金子ッ!」


先程まで倒れていた金子シオリが、真横から飛び出し、
平田の両脚を抱えるように、抑えこんだ。しかし、小柄な金子は、平田のパワーに、地面の上をズルズルと引き摺られることになった。しかし、それでも、金子は、決して、腕をはなそうとはしなかった。

「......、もう...、やめるでしゅ...、これ以上...、どっちも...、傷ついてほしくない...」

深紅の特攻服が、ボロボロに破け、ところどころ、肌が露出していても──。

「しぶといな、死に損ないのガキんちょが!弱いくせに」

「貴様には、わからないだろう。これが、アンダーガールズの絆だ。あまり、隊長職を、なめてもらっては、困る」

不用意に
近づいてきたカレンに、
そう言うと、サワコの瞳が、真紅に煌めいたように、見えた。

「消えろ!」

一瞬の後。
サワコの
視界から、岩田カレンは消えていた。サワコの神速の拳によって。大きく吹き飛ばされて──。

うずくまる岩田カレンの右の腕が、落下の衝撃で、あらぬ方向に曲がっていた。

にもかかわらず──。

すぐに
何事もなかったかのように立ち上がるカレン。激痛にみまわれたことを感じさせることもなく、顔面にも深い傷を負いながらも、うつろな目で、サワコのほうへ向かってきた。


「やはり...、そういうことか」

サワコは、確信した。

「平田だけでなく、彼女もまた、肉体の限界を超えるよう、洗脳されていたとはな」

死の軍団。完全に意識を飛ばしても、何度でも起き上がってくる。
こうなっては、もう、どうすることも出来ないのか。そう、サワコが考えていると──、

不意に、カレンの動きが止まった。

平田の動きも止まっていた。

そのまま、ガクンと崩れ落ちる二人。
同時刻。
サドによって、洗脳の首謀者である伊豆田リナを止めた功績を、サワコがこの場で、知るよしもないことだった。

平田とカレンの
意識は、すぐには、戻ることはなかった。洗脳のレベルや当人の資質などの違いに影響されるのかも知れない。

とりあえず、
サワコと金子が、ホッとしたのもつかの間。


パチパチと、乾いた拍手とともに、あらわれたブルーグリーンの軍服のような制服。明るい髪色の可愛らしい少女。

「さすが、アンダーガールズ、一番隊隊長だね」

「キミは?」

「でも、アンダーガールズは、もう、前時代の遺物になっちゃうんだ。僕たちによって、ね」

名乗る。

「そう、僕は、欅女学園一年C組、長濱ねる」


能力名『不協和音』──。

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2017-04-17 18:24:32

”マジすか学園F☆”

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