変動金利の動向 | 池上秀司のブログ

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4月になり大手都市銀行の住宅ローン金利を確認したところ、変動金利に動きはなく店頭金利は2.475%のままです。変動金利は年2回金利の見直しがありますが、一般的には

4月1日と10月1日の金利を基準とし、それぞれ6月と12月の約定日の翌日から
新利率を適用

となっています。つまり、4月1日時点の金利は7月から12月の返済で使うということですから、変動金利で返済中の方は今年の12月返済分まで金利はそのままとなるでしょう。

今年もこの先はわかりませんが、少なくとも12月返済分までの金利は決まりましたので返済中の方はご安心ください。私と同業の皆さんは、無根拠に消費者の不安を煽らずにこういった情報もたまには提供してください。

去年5月に長期金利が上昇し「変動金利は固定金利に」という風潮が高まりましたが、その通りにした方がいたとすると非常に残念です。なにより、その原因を作ったのが不勉強なファイナンシャルプランナーやメディアですから、そういった連中の被害者といえるでしょう。

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