桜井孝太郎選手、やってくれました。

シンガポールF1グランプリのサポートレース、見事予選3位をゲット。

初めての公道サーキットで、かつ予選前の練習走行が25分しかない厳しい条件。

だから先週の土曜日にシンガポール入りして以来、ずっとコースを歩いて下見を続けてきたわけです。

町田も毎日、2周で約12キロは一緒に歩いていました。(孝太郎選手はさらに1周多かったりします)

そのかいあって、フリー走行では5番手タイム。

しかし、ブレーキ・トラブルも発覚しました。

前戦の中国でブレーキ・トラブルに見舞われていただけに、やや神経質になったのは事実です。

でも、今回は自信を持って対処を指示し、的確な処置で予選前までには修理完了。

しかし・・・・。

フリー走行終了と同時に雨。路面は完全にウェット状態。F1走行開始時もまだ濡れていました。

予選開始直前までタイヤ選択に悩む状況でしたが、チームはあっさりスリックを装着。

「大丈夫、最後にはスリックが速いから」とチーム監督のマーク。

ウチのチームが4台ともスリックを履いて準備をした途端、全チームがスリックに(笑)。


結果、BMWの契約ドライバーのうちふたりがコースイン直後にクラッシュ。
他にも多くのドライバーがスピンやクラッシュを繰り返す荒れた展開となりました。

しかし、焦らずゆっくりとタイムを刻んだ孝太郎選手は(こっちは正直、ハラハラものでした)
途中、無線でオーバーが強いとコメントしてきて、リヤタイヤを交換したいと主張。

ラスト8分でリヤタイヤのみ新品に交換して再度コースイン。見事3位のタイムを叩き出しました。


「日本人最年少でこのシンガポールの市街地を時速200キロオーバーで走れたことを誇りに思います」とTVインタビューでジョークをかます強心臓ぶりを発揮し、「僕自身、まだ運転免許を持っていないので、市街地レースとかいうよりも、道路を走ったことが初めてなんですよ」と一言。

「このシンガポールのレース後に、来年のことを決めよう」とプレッシャーをかけておいたのですが、そのプレッシャーを楽しむかのように、リラックスした予選の走りでした。

細かいことは、また明日書きますが、今日は町田もよく眠れそうです。
(とはいえ、リリースとか書いていたら、もう朝の4時なんですけど.....)