シンガポール3日目は、ようやくチームがマシンの通関を終え、ピット設立準備に入りました。

今回は、ライフ的にはエンジン交換の時期ですが、前回のレースでの走行距離が少なかったこともあって、まずは古いエンジンで走らせることにしました。(わりと調子がいい当たりエンジンなので)

チームメイトのリチャードとドゥバシャンは、ニュー・エンジン、ロータスF1テストを史上最年少で果たしたナビル・ジェフリーは、孝太郎と同じく古いエンジンでいくことにします。

リチャードは、このシンガポール在住のイギリス人で、今回のレースに気合充分。準備万端です。

ドゥバシャンも、家族でリースアパートを借りて、このレースに臨んでいます。

ナビルは、驚くことにコーチのアレックス・ユーンと、すでに何回もシンガポールのコースの下見にきていたようです。うーん、意外だったな。

で、孝太郎選手は、シミュレーターで160周ほどラップを重ね、実際にこのコースを毎日歩いているわけです。

F1市街地レース、しかもナイトレースということでホテルは97%満室状態。しかもグランプリ・レートですごい値段になっています。

うちのチームが最初に用意したホテルで、買い切り一部屋1週間10万円。これは破格。
ちなみに、昨日、移動に便利なパン・パシフィックに変更しようかと思って尋ねたところ、なんとなんと、7泊で70万円!!

2部屋借りたら140万円ということで、呆れてやめました。エンジン2基買えちゃう(笑)。

公道レースって、いろいろなところを封鎖してしまうので、タクシーで移動するのも一苦労。
今回は地下鉄で移動してサーキット入りすることになります。

3日目の仕事は、地下鉄でのルート確認と、夜間のコース下見。毎日、毎日、地道な作業が続きます。
実際に走れる時間は、金曜日の練習が25分、予選25分、土曜日、日曜日が10周レースで最大25分でチェッカーという、ほんのわずかな世界。このために何百万円が消えていく不思議。

(飛行機代、ホテル代、食事代、そしてレース関連の様々な経費を加算すると300万円ぐらい?)

頑張って結果残していきたいと思います。