イギリスにきて一週間が経ちました。

その間、すごく充実した日々を送っています。

昨日も、某レーシングチームと4時間ミーティングし、そのあとで某コンストラクターと1時間。

すべては数年後のF1参戦をテーマに話し合っているわけです。

自分でもびっくりするほど、自分自身が精力的で、眠らなくても頑張れるモードに入っています。

$モータースポーツ疾風怒濤2010

特別に許可をもらって撮影したこの写真。モータースポーツ・マニアならわかりますよね?
世界的にも有名な、イギリスのトップ・コンストラクターのコレクションホールです。

今日も元F1コンストラクターを訪問し、いろいろなプロジェクトについて語り合いました。

僕が描いたドリーム・プロジェクトに対して、まさにピンときた人がいたわけです。

その彼が、某コンストラクターを紹介してくれて、いきなり午後5時にファクトリーを訪問。
本当に忙しい中、両手をあげて受け入れていただけたのは最高の幸せです。

桜井孝太郎選手にとっては、初の元F1コンストラクター訪問でした。(ま、16歳だしね)

F1に参戦するのが夢ではなく、目標だとしたら....。

僕が今やっていることが理解できると思います。

ただ、自分の中でも少し迷いがあって、新チームの一員として参戦するのか、ドライバー(のマネージャー)としてF1に参戦するのか。できれば、同時にそれをこなしたいわけです。

ドライバーとしては、桜井孝太郎選手は世界最年少F1ドライバーを目指しているわけで、それはチャンスがあればどのチームからでも参戦するべきだと思っています。

でも、新チームとして彼をひとつのパーツとして考えてくれていた場合、すべての条件が整わない限り、彼にとっての最年少での参戦は難しいかも知れません。

逆に、チームとして準備が整っていてもドライバーの実力が伴わなかった場合、それはドライバーの責任ですから、チームは別のドライバーを選ぶのが当然です。


そのあたりで、本当に迷ってます。もちろん迷う必要がないことでもあります。
なぜなら、自分は桜井孝太郎選手をF1で勝てるドライバーにするために努力しているわけで、周辺環境を整えているのは、そのプロジェクト(勝てる日本人F1ドライバー育成)の一環でしかないからです。

だから、本来は何も迷うべきところではないのですが、いかんせん、世界最年少という挑戦はハードルが高いのも事実です。いまのところ、最年少ですべてクリアしてきてはいますが、ここまでが本当に大変でしたからね(笑)。

で、その世界最年少F1ドライバー誕生の伏線として、新F1チーム参戦プロジェクトがあるわけです。F1チームを作って、そこから参戦すれば最年少も可能かと(笑)。


お金、確かに大切です。時間、もっと大切です。夢、そのなかで、最も大切です。

大きな夢をまず描き、その夢に向かって進む道筋を考え、それに必要な費用を集める。
このプロセスは順調に進んでいます。だからこそ、いま、ヨーロッパ(イギリス)にいるわけです。

モータースポーツは、かなりロジカルな世界ですし、資金力はもちろん、信頼関係をベースにした人脈がすべてです。いかに才能があっても、ネットワークなくしては、なかなかステップアップできない世界だと思います。(だからマネージャーの存在が大切なわけです)

ただし、唯一、『情熱』という言葉が、いろいろな意味ですべてを突然動かしたりします。
この情熱という言葉をいかに相手の胸に突き刺すことができるか、昨日はその最初のトライでした。

勝負は一瞬、出たとこ勝負。でも、今回は勝ちましたね。絶対に自信あります。

どこまで書いていいかといえば、絶対に書かないほうがいいとは思ってますが(笑)、
応援してくださる皆さんのために、できる限りの情報開示はしていくつもりです。

F1ドライバー育成プロジェクトを、自動車メーカーではなく、プライベーターとしてやる。
この夢は、かなり厳しいですけど、最高にやりがいがある仕事です。

(仕事って、お金になるっていう意味ではないですよ、現時点では)

でも、絶対にF1にいけるっていう、根拠のない確信、もしくは自信だけはある今日、この頃です。