【昭和の相場師の眼】
原油:売り。
灯油:買い
ガソリン:買い
白金:買い
金:売り
パラ:買い
銀:買い
ゴム:売り
大豆:売り
コーン:売り
【高勝率のトレード学のススメ】から引用。
何度も言うようだが、トレーデイングでは辛抱強く相場を待つことが重要だ。これは何度言っても言いすぎることはない。
賢明なポーカープレーヤーは勝機のある手しかプレーしないものだ。これと同じように、トレーダーも高確率な状況になるまで待たなければならない。
目に入ったトレードをすべて行う必要はないし、慌てる必要もない。時には何もしないという選択肢もある。
スズメが地上に下りてくるまでじっと待ち続けたソフィーのように、相場をじっくり観察してからトレードしても遅くはない。慌てて仕掛けるよりも、そのトレードの良否についての裏づけが取れるまで待ったほうがよい。
動きが鈍く取引量が少ない日にわざわざトレードする必要もない。そんな日にトレードしでも不利なだけだ。そんな日には思い切って家に帰ってしまうという英断が私にできていれば、あの数年間のパフォーマンスははるかに向上していただろう。
どのトレードにも実行しないという選択肢があることを忘れてはならない。トレードしないという意思決定が最もベストな判断である場合もあるのである。
私は昔からオーバートレードしがちで、それによってよく失敗した。もっと辛抱強く待って、確実に勝てると思えるトレードだけを厳選して行っていれば、パフォーマンスはもっと早くに好転したはずである。
動きに乗り損なうことがたまにはあってもよいのだ、と思えるようになるまでには何年もかかった。
相場の動きをすべてキャッチしなければと思っていた時期もあったが、今ではより良いトレーデイング機会が訪れるまでじっくり待つほうがよいのだということが分かってきた。
前にも言ったように、いかなるトレードを行うにも明確な理由がなければならないが、トレードのタイミングもそれに引けを取らないほど重要だ。あわてて行うトレードはタイミングを外していることが多い。
高確率でリスク・リワード比率の良いトレードを模索している聞に、良いトレード機会を逃すことがあるかもしれないが、それによって月並みなトレードや悪いトレードをしなくてすむのなら、そのほうがマシだ。
値動きのなかには事前の噂などで簡単に予測できるものもある。気まぐれでトレーデイングするよりも、こういった動きを待ったほうがよい。
どんな動きも見逃したくないと思っているトレーダーは、常にポジションを保有している状態にあるが、そのトレードの多くは良くても小利しか見込めないものばかりだ。
高確率トレードが訪れるのを待つ忍耐力が身につけば、勝てるチャンスは確実に増えるだろう。
【7/08の過去】