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▼昇級馬の狙い方

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      昇級馬の狙い方

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 今週の勉強回顧で少し触れましたが指数ユーザー向けの使い方の1つとして記事にしておきます。



昇級馬は指数が低い

 当然のことなんですが、下のクラスはレベルが低いので指数が低く出る特徴があります。相手関係のレベルが低いですからそれ以上の力を持っていたとしてもMAXの力を出す必要がなく勝ったり、相手なりに走る事でそれほど高い指数を出す必要がなく勝ってしまうというのがあります。


 下のクラスでもバカみたいに強い競馬をして2クラスくらい上の競馬をする馬がいますがそういう馬は昇級しても他の馬に劣らないだけの指数になっていたりします。



予想をするときには

 指数の高い馬にばかり目が行ってしまうとついつい昇級初戦の馬の指数を見落としがちです。頭の片隅に昇級馬は指数が低くて当然という意識を持ってないと見逃してしまいます。


 多くの馬はクラスが上がって相手が強くなるとその相手なりに対応してきます。つまり能力が引き上げられる事が多いです。


 例えばよくあるのは下のクラスで常に上位の競馬をしていた馬、でもなかなか勝ち上がれなかったような馬というのは相手なりに走るけど勝ち味に遅いタイプなので何かちょっと決め手に欠ける要素を持っていますが、一方でいえば相手が多少強くなってもそれに合わせた競馬をしてきて昇級初戦でも大崩れのない競馬をしてくる事が多いです。


 逆に、下のクラスでも波のあるタイプで突然前走激走して勝ち上がってきたような馬は昇級初戦でいきなり通用するのは難しいことが多いです。 この出馬表は勉強回顧でも解説に使った2/8京都12Rのものです。このレースを元に解説していきます。









 このレースではエイシンラナウェーを軸にして考えました。相手にはミリオンヴォルツ組などを中心に狙って3連単で195倍というものでした。エイシンラナウェーを軸にしなくても一番前走指数の高いゴーインググレートが5人気で勝ったのでそちらからでも取れた馬券だとは思いますが、たまたま軸に選んだのは昇級初戦のエイシンラナウェーでした。



 どういう予想の組み立てをしたかをブログを見ている指数初心者の方、もしくはこれから指数を取り入れようと検討している方などに向けて少し分かりやすく解説していきます。




①コースと距離の確認&馬場傾向の確認

 出馬表を見て最初に確認するのはコースです。これは京都ダート1200mです。このコースの特徴をまずは頭に浮かべます。

 次に当日の馬場の傾向を確認します。この日のダートは先行勢に有利な状態でしたがペースが極端に上がると追い込み決着というのも9Rでありました。基本は先行勢です。




②展開をザックリ考える

 次に展開をザックリ考えます。先日更新したブログ記事 にも書きましたが出馬表の馬柱の背景色をパッと見て判断します。(ブログ記事を見逃していた人は先にそちらをチェック!)


 パッと見た感じだと白や緑が多く目に入ってきて赤というのが少ないです。青がちょこちょこいる感じなのでザックリ考えればこのレースは短距離にしてはそれほど速い流れになることは考えづらいです。短距離ダートとしては平均的な流れか、遅くはならないにしても少し落ち着いた流れを想像しますので馬場の傾向と展開を考えるとある程度前で運べる馬に有利になるんじゃないかと考えます。




③何を軸にして何を紐にするかを考える

 展開と馬場から考えて狙いたい位置取りの馬は見えてきたので先行出来る馬で指数の高い馬の中から軸馬を探していきます。


 単純に考えれば前走先行していて指数の高いゴーインググレートを軸でも十分に正解です。もちろんこの馬に目も行くわけですが、個人的にはもう一段階上の考え方をしましたのでその部分について解説するとゴーインググレートは先行してるのが前走だけで、なおかつ外枠だったので包まれやすい内枠で前走同様に前で運べるかどうかという不安が残ります。結果は先行出来たからよかったんですが予想段階としては不安材料を少しでも削って行くというのがポイントとなるので、他にいい馬がいれば紐で買えばいいだけなので一応そういう不安材料があることを頭に入れておきます。


 後は先行馬としては外枠にタッチシタイがいます。これもミリオンヴォルツ組です。




 おっと、話し忘れていたことがありました。



 このレースでは京都9Rでミリオンヴォルツが1つ上のクラスで出走していたんですが、そこでいいレースが出来ればこの12Rではミリオンヴォルツ組が狙い目と勉強回顧の当日更新で推奨していました。その9Rでミリオンヴォルツは負けはしましたが追い込み馬が上位を占めるような決着の中で直線では一瞬押し切るんじゃないかと思わせるいい動きをしたのであの競馬が出来れば十分にあのクラスでやっていけるのが分かる内容の競馬をしたので、それと戦ってきたミリオンヴォルツ組が物指し的にもここでは狙い目と考えたのでそういう推奨をしました。

 ちなみにミリオンヴォルツが6着に負けてるからダメなんじゃないの?みたいに成績だけで考えるのは安易です。しっかりレースを見て見せ場を作れているのか、昇級したクラスでも通用しそうなのかをレースから判断する必要があります。なかなかレースを見てそれを判断するのは難しいかもしれませんが出来るだけ意識して見るようにしておくとそういうのも積み重ねになって経験値となります。




 この前置きがあったうえでのタッチシタイの話に戻しますがこの馬も比較的安定した先行力のある馬です前走だけ位置取りが少し悪くなりましたがそれ以前の安定した先行力は前走だけ先行したゴーインググレートより信用できる安定感です。ただ、この馬の減点材料としては外枠なのでどうしても外を回すロスが生じます。それを考えるとこの馬を軸にするには3連複軸などが妥当となってしまいます。3連単で買うならばマルチにする必要があるので点数が増えてしまいます。出来れば連軸候補にして3連単で買うにしても2着以内に固定出来る馬がいれば点数も減らす事が出来るので理想です。



 という事で、最終手段はこの馬を軸にすることにするとして保留としておきました。




 まだまだより良い予想を追及し続けます。



 そこで目に入ったのがエイシンラナウェーです。



 これが昇級馬なので前走指数は他の馬に比べるとパッとしませんので一見すると見落としがちです。どうしても赤指数や黄色指数といった高い指数にばかり目がいってしまいます。指数だけで見ているとその馬がどのクラスで出した指数なのか、どんな条件で出した指数なのかというのを無視してしまうのでそこまで見てあげるとベストです。



 すでにタッチシタイなど保留にしている軸候補はいるのでさらにいい馬がいないかを探しているだけですから細かく見ていきます。




昇級馬は過去指数も見てみよう




 これがエイシンラナウェーの馬柱を切り抜いたものです。

(右側に行くほど新しい成績です)



 前走は逃げて勝ち上がってします。93という指数は今回のクラスでいえば高いものではありませんが下のクラスではそこそこ高い指数で勝ち上がってきたものです。こういうのが分かるようになるにはある程度普段から意識しながら使いこなして経験を積む必要はあります。


 そういうのが面倒だなーという方にザックリした判断材料を与えるなら昇級初戦の馬には下のクラスで出してきた指数に+5してあげるといいでしょう。そうすれば98になるのでこのメンバーの中に入ってもそれほど劣らない事が分かります。むしろ過去4走とも+5してあげれば4走とも黄色指数になるのでこのメンバーで走っているどの馬よりも安定して黄色指数を出している事になります。


 これを考えると先行出来て、下のクラスで安定感のある指数を出していて好枠でロスが少なく運べそうなので条件はそろっています。特にポイントとしては下クラスで安定した指数で走り続けていたというのが良い点です。こういう馬はクラスが上がっても相手なりに力を発揮するケースが多いのでこのレースで確実に指数を上げてくる事が想像できるタイプの馬です。こういうのは普段から指数と馬柱をじっくりみて、しっかり結果と照らし合わせる事を怠らなければ自然と経験として積み上げて行く事が出来る部分なので指数初心者の方は焦る必要はありません。むしろ、ちょっと使ってここまで読み取れる人の方が凄いです。



 また、もう1つポイントとしてはこのエイシンラナウェーは前走こそ逃げていますがその前は先団~中団位で運んでいます。これを見ると今回前で運ぶかは確信が持てないところですが、目を付けたのは騎手です。

 3走前は高倉騎手が中団くらいから運んで2着に持ってきました。2走前では幸騎手が同じような乗り方をして2着と勝ち切る事が出来ませんでしたが、前走は同じく幸騎手が乗って逃げる競馬で結果を出しました。そして今回も幸騎手です。騎手心理を考えれば幸騎手は前走の勝ったいいイメージの前で運ぶ事を意識した騎乗をするのが自然だと思います。わざわざ自分から抑えて控えるようなことをするとは考えられません。特に昇級初戦ならばこのクラスでどれくらい通用するかを見たいはずなので中途半端な競馬はしたくないのが自然です。

 展開は先ほど考えたように前に行く馬が少ないですから先行争いになる事は考えづらいので前に行こうと思えば無理なく先行出来ますから騎手心理を併せて考えれば逃げも視野に入れた先行策が今回は濃厚です。



 こうなると、①先行出来る、②昇級戦も相手なりに指数を上げて来れそう、と条件はそろったので連軸の馬としても最適という考えに繋がります。



指数の高い順に買うわけではない


 といつも言っているように指数を使ってここまで考えてあげるのが予想です。予想材料として指数を使いこなせるかどうかの手腕の見せ所でもあり、腕を磨いて行きたい部分です。当然のことですが競馬新聞の馬柱ではエイシンラナウェーの下のクラスで走ってきた能力がここで通用するかなんて判断は出来ないでしょう。 指数の高いゴーインググレートから買って当てた人も多いとは思いますが考え方の一つとしてこういう軸の選び方も今後の予想に活用してもらえれば予想の幅が広がると思いますので検討してみて下さい。


 もっといえば前走指数の一番高い買ったゴーインググレートは前走5着でこれだけ高い指数を出していますのでこの馬が5人気というのも指数からみれば信じられないくらい馬券としては美味しい馬です。



 こうやって軸馬がエイシンラナウェーに決まったのでこの馬はこの日の馬場とこのレースの展開を考えれば連軸(2着以内)で期待できる馬として考えられるので先ほどのタッチシタイの3着以内候補の複軸タイプよりこちらの馬を軸にしてタッチシタイは紐にしてしまった方が点数が絞れます。


 馬券としては3連単で、◎→○○○→印 (1着2着マルチ、2着3着マルチ)という狙いで組み合わせによって穴馬が割り込んでくれれば大きな穴になる紛れも期待したいというような買い方で結論としました。あえてちょっと紐を手広く行って組み合わせによって400~500倍くらいの配当を狙ったものでしたが最終的には195倍程度だったのでわざわざ紐穴まで手広くいって点数を増やしたわりには期待していたオッズよりは安い組み合わせになってしまいました。



 それでも1着がゴーインググレート、2着にエイシンラナウェー、3着にタッチシタイだったので想像通りの馬で無難に決着してしまっての万馬券ですから贅沢のいえない配当です。



 結局、指数の高いゴーインググレートから入っていても、外枠の先行馬でタッチシタイから入っていても馬券は当たっていることには変わらないですが、タッチシタイから入っていたらたぶん3連単では点数が多くなりすぎるので仕方なく3連複にしていた可能性の方が高いので最後まであきらめずに予想を続けてより良い軸馬を探し出したのは少しでも点数が削れて良かったと思います。


 展開の考え方はもちろん、昇級馬の指数の見方や、例えば騎手心理なども予想の材料としては常に付いて回るものなので広い視野をもってしっかりとアンテナを立てておくこと、経験を積み重ねる事でこういう引き出しをたくさん持って常にそれを思い出して使いこなせるようになるとベストです。




 また、文字にするとこうやって長文になりますがこうやって脳内で考えて買い目を出すまでの時間は10分以内です。他のレースを馬券を買ってないにしても必ず見ているのでそれを観てから考え始めるので多くて10分です。だいたい5分くらいで考えて結論まで出します。予想は時間との戦いになるので常に予想の引き出しからどの引き出しを使うかを瞬時に判断するのも予想力に1つです。これは慣れなので出来るだけ普段から意識して予想する事で少しずつ身につくものですので意識はしつつも焦らないことも大事です。慣れないうちは前夜にしっかりと予習しておくとよいでしょう。前夜では馬場の状態が分からないので結論を出さずに締切直前で慌てない程度の情報を頭に入れておく程度にとどめておくのがコツです。



 これを読んだ人は周りの競馬仲間よりも1つ予想知識が向上しているので過去のブログや勉強回顧などを含めてこういうのを積み重ねて行くことで数か月後にはお友達の競馬仲間の中では頭一つ飛び抜けた存在になっている事でしょう。是非是非焦らずに少しずつ積み重ねていって下さい(*^^)/ 




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