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▼スピード指数使い方


 多くの人が指数といえば「高い順に買う」という勘違いをしています。



 指数は予想ではなくて、予想をするための欠かせない材料です。これはどんな指数にでも言える事だと思います。




 指数使い始めの多くの人が必ずと言っていいほど最初に試みるのが「法則がないか探す」ことです。例えば1番高い指数から上位に流すとか、上位数頭のBOXを買うとかです。何とかして楽をして儲けが出ないかを探そうとします。




 気持ちは分かります。十数年前に初めて指数を使った時に私も考えました。




 結論から言えば、指数に限らずに単純作業で儲けを出す事は限りなく難しいです。それはどんなに精度の高い指数でもです。




 何故なら、指数は過去の競走数値なので今回のレースの要素が含まれていないからですにゃ




 では、何故指数を使い続けるのか?





 それは凄く単純で、指数を踏まえた上で今回のレースの要素を組み込んであげれば自然と答えが出てくるからです。




 今回の要素とは…距離・枠・馬場・相手関係・展開などが挙げられます。前回と同じコース・同じ距離であっても枠が違えば条件も変わります、相手関係が変われば展開も変わります。



 そこでやる事は前走の指数を基準に考えて今回がどれくらいの指数で走れるかを考えてあげることです。




 その基準となるものが必要となるので指数は欠かせないアイテムになっています。また、その基準となる指数を出した時のコメントを参考にする事でより検討の幅が広がります。




 前走コメントで「展開が向いた」というコメントが残っている馬の指数の場合、今回展開が向きそうにないならば指数を割り引いて考えてあげることで自然と結果が出ます。




 多くの場合、前走で展開が向いて良い着順であれば自然と人気になります。しかし、人気になるほどの信頼性がない事がここで分かります。それでも人気を集めるという事はそれに気づかずに多くの人がその馬の馬券を購入しているという事です。ならば、それに気づいた者だけが美味しい思いを出来ればいいので、それが指数に対するコメントの役割です。



 またhide指数の場合はコメントの内容から何故その馬がそういう指数になっているのかというのを把握する事が出来ます。それはhide指数はコメントありきの指数だからです。コメントというのはその馬に対する評価であって、それを残すには全部のレースを見ていないと残せません。全部のレースを見た上で馬を評価し(コメントを残し)、それに応じて指数を設定するという地道な作業から作り出しています。



 一般的な指数というのは人的作業が非常に少なくなっています。色々あるので一般的な話をするならば多くの場合は基準タイムを設定する事で指数が出てきます。いちいち全部の馬に個々の指数を振る作業なんてのは時間が掛かり過ぎるので普通はしません。




 その普通しない作業をこなした指数がhide指数や木下指数です。



 1つ1つのレースで1頭ずつに指数を割り振って行きます。当然アホみたいな時間が掛かります。1分ちょっとのレースに20分くらい時間が掛かります。それも経験から慣れた目で見るから20分に短縮されているだけであって、同じ事をしようとしてレースを繰り返しみれば30分以上掛かると思います。



馬券師hideの日常

 これが補正を入れている画面です。水色の背景になっている右側の数字が全部補正です。その右側が今回のレースの指数になりますが見てもらっても分かるように必ずしも1着馬が一番指数が高いわけではありません。時には7着や8着の馬が一番指数が高くなる事さえあります。



 そして必要な馬にはその理由や次回にどういう条件で狙いたいかなどをコメントとして残してあります。



馬券師hideの日常

 しかも補正を入れる時に次に出てきた時に予想がしやすいような指数の振り方をしているのがhide指数の特徴です。表現は難しいんですが、予想をする時に出来るだけ補正の時点で予想に役立つ補正を加味してるので予想がしやすくなっています。


*ポイント*

・指数は過去のパフォーマンスだと理解する事

・今回どんなパフォーマンスで走れるかを(展開を加味して)予想してあげる

・指数は予想ではなく欠かせない材料

・コメントで指数の意味が理解できる→今回の予想で工夫できる

・前走(同じレースを使っていた馬の)着順は着順上位が強い訳ではない




 指数で予想をするというのは、指数通りに買うという事では無いです。競馬新聞の馬柱をジックリ見るのと同じように指数を見るだけです。逆に言えばいま指数を使っていない人は今の予想スタイルに指数を組み込んであげればそれだけで精度が上がります。




 10数年前まで私は指数反対派でした。




 何故なら、「指数は数字順に買うんでしょ?」数字順に買ってもつまらないし当たるわけがないし、それまで展開を重視して予想をしていて結果は出していたのでそのスタイルを崩したくなかったからです。




 しかし、それまでのスタイルに指数を融合させてあげる事でピッタリと嵌ってからは、それまで馬の力の比較というのに時間をかけていたのが一気に時簡短縮となり、なおかつ精度も上がってからは欠かせません。




 中には当時の私と同じ思いの人が多いと思うので「そうじゃないんだよ」という事をお伝えしたいです^^