▼幹と枝(2) | 勝ち組在籍方法!競馬記事書庫

▼幹と枝(2)

 コメントや指数はあくまでも調味料(枝)という話をしました。





 調味料は多すぎると辛くなりすぎて良い食材を台無しにしてしまいます。しかし、調味料がないと、素材の味を存分に生かしきる事ができません。予想も料理と全く同じだと考えてみると分かりやすいと思います。





 つまり、料理する時の調味料を使う量と同じくらいの割合でコメントや指数を使うのが適量であると考えて、今までどれくらいの比重を置いていたかと自分で比較して思い返して下さい。





 多すぎていた場合は、調味料を上手に使いきれておらず勿体無い事をしています。素材を壊すと共に、調味料の持ち味をも壊してしまっている事になっていませんか?





 指数を使うにしても100%指数に頼っているようでは、せっかくの持ち味を壊してしまっています。

 コメントを使う場合でも、コメントだけで馬券を買うようでは持ち味を生かしきれていません。





 特にコメントは『後押し(決め手)』という使い方が非常に効果的です。展開などを考えて浮かび上がってきて、買いたいと思っていた軸馬がいた時にプラス材料となってくれるコメントがあれば後押しとして勝負にいけます。

 逆に買いたいと思った馬のコメントがマイナス材料だった場合には軸ではなくヒモにしてみたり、投資額を控え目にしてみたりとか色々な工夫ができます。





 これがまさに調味料として使うという典型的な例といえます。





 なので、よく言うのが、コメントは予想する際に最初の段階では見ないという事です。

 展開を考え、買えそうなレースだと判断し、買いたい馬をある程度絞った上で、ここで初めてコメントを目にして軸馬となる馬を決めたり、投資額に強弱をつけたりと活用します。





 『コメントは贅沢に使う』というのがモットーです。





 なぜなら、見る事がないままのコメントもあるからです。必要な時にだけ必要なコメントを見るという贅沢な使い方が馬券に対して効果的な結果を生み出します。



 逆に先にコメントを読んでから展開などを考える手順を踏んでしまうと考える事が多くなりすぎて結論が出なくなってしまったり、迷いが生じてしまいます。場合によっては、展開がいまいち分からないのに、何となく買えそうな気がしてきてしまうという逆効果になってしまいます。





 素材を生かすためには適量の調味料を適時使う事が最高の結果を生み出すということを頭の片隅に置いておくとコメントの使い方もより上手になってくるんじゃないでしょうか。