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▼蛯名 正義

 蛯名騎手の最後まで追わないなどを良く掲示板で見かけます。それでいてリーディング上位だなんて…。

 中山開催が終わってしまいましたが、東京開催に替わってこのまま蛯名を悲観しているようでは馬券を買うのに騎手によって不安が出てきてしまいます。


 まず先に中山開催での蛯名の法則と言うのを自分で作り上げていました。それは単純なもので、ダート1200mでは買い、1800mでは危険視すると言うものです。どう言うことから言っているのかと言うと、中距離ダートでは早めに捲っていく競馬が目に着き、直線で最後粘りきれないと言うのがパターンでした。これは、最後の直線の坂で馬が脚にお釣りをなくして力尽きてしまうのが見ていての感想だったためです。逆に短距離になれば、早めに動かざるを得ないので、それが好結果へと繋がっている感じでした。小回りで急坂のある中山ではそのような狙い方をする事によってそれ程不安なく馬券も買える傾向にありました。


 さて、今週末からは東京開催に替わります。中山を振り返っても今さら遅いので東京での期待度を考えておきたいと思います。


 以下の距離別の成績を見てみると大差ない感じを受けます。これは全場での距離別成績になります。ま、それでも、1200mと1800mでは騎乗機会が50鞍多いにも関わらず。やや1200mの方がパーセントとしては高いようです。



◆距離別集計


騎手:蛯名正義
限定:ダートのみ


区分 着別度数 勝率 連対率複勝率
1000m 4- 0- 3- 23/ 30 13.3% 13.3% 23.3%
1200m 33- 35- 34-129/231 14.3% 29.4% 44.2%
1400m 9- 4- 6- 54/ 73 12.3% 17.8% 26.0%
1600m 15- 13- 10- 54/ 92 16.3% 30.4% 41.3%
1700m 4- 4- 3- 30/ 41 9.8% 19.5% 26.8%
1800m 24- 24- 25-107/180 13.3% 26.7% 40.6%



 以下の脚質別で見てみると、逃げ先行の割合が物凄く高い事が分かります。ダートなのでそれが普通と言えば普通なんですが、短距離で素直に前に行くしかないようなレースならば、特に不安視する必要はないと言うことが分かります。これは、中山開催時に持ったイメージと同じだったのでその通りだと思います。



◆脚質別集計


騎手:蛯名正義
限定:ダートのみ


区分 着別度数 勝率 連対率複勝率
逃げ 14- 10- 8- 24/ 56 25.0% 42.9% 57.1%
先行 52- 48- 39-100/239 21.8% 41.8% 58.2%
中団 18- 22- 28-175/243 7.4% 16.5% 28.0%
後方 6- 4- 7-110/127 4.7% 7.9% 13.4%
マクリ 2- 2- 1- 6/ 11 18.2% 36.4% 45.5%



 結論としては、逃げ・先行馬であれば極端にマイナスとして考えることはないと言うことですね。そして前述したように中距離であると、強引に捲っていく傾向があるので、最後の直線で力尽きるパターンになります。
 1800mがない東京ではどうなるのか…?それを超える距離は2100mになりますが、この距離の蛯名は個人的には軸にするのは怖い感じがしているので、見送るか紐まででも良いのではないでしょうか?しかし、東京はそれ程悲観するまでもないというイメージを持っています。
 
 以下のコース別の成績を見比べて見ましょう。



◆コース別集計


騎手:蛯名正義
限定:ダートのみ
ソート:連対率順
レース機会数 : 20 回以上


順位区分 着別度数 勝率 連対率複勝率
1 東京・ダ1600 15- 13- 10- 53/ 91 16.5% 30.8% 41.8%
2 東京・ダ1200 14- 12- 12- 47/ 85 16.5% 30.6% 44.7%
3 中山・ダ1800 21- 21- 22- 91/155 13.5% 27.1% 41.3%
4 中山・ダ1200 15- 18- 20- 69/122 12.3% 27.0% 43.4%
5 東京・ダ2100 1- 4- 2- 17/ 24 4.2% 20.8% 29.2%
6 東京・ダ1400 8- 3- 6- 36/ 53 15.1% 20.8% 32.1%



 連体順で並べてみると東京1600mと1200mが上位に来ています。意外なのが不安視していた中山の1800mが3位に入っている事でしょうか。


 これを見る限りでは、東京の方が騎乗スタイルは向く感じを受けます。データ重視にするのは危険ですが、1400mに関しては10%も下回っているので、割り引いて考えたいです。これは想像ですが、差し馬に騎乗した場合に1400mを1200mと同じ乗り方をして直線で垂れてるのではないかと思います。単純に逃げ馬に騎乗していればそれ程問題はないと思いますが、少し控えるような馬に騎乗している場合には特に直線で垂れる傾向があるかどうかを確認しておけば、今後の馬券の役に立ちそうです。


 1600mの成績が良いのは、捲る競馬をしていないのではないかと思います。むしろ前がやり合うコース形体でもあるので、追い出しをやや遅らせることによって好結果になっているのではないかという想像です。なので、この距離に関しては逃げ先行馬よりも、中団待機の馬に騎乗している時の方がもしかしたら成績が良いかもしれません。


 蛯名の場合は比較的ワンパターンの乗り方なので、パターン化させれば、取捨はそこそこ分かるかもしれませんね。ただ、最後まで追わないのだけは想像がつかないことが多いですが…。


 掲示板で話題になった、法則はどちらかというと中山向きの法則なのですが、東京も上記のパターンではまってくれれば蛯名の法則が強化されますね。(^^ゞ