昨日、「白血病の新たな細胞治療」というNHKの放送を見た。
短い時間であったけど
「白血病とは」に始まって
患者さんの抗がん剤治療では、
白血病細胞を100分の1に減らす治療があり
半分緒患者さんが、治癒する。
しかし、再発する可能性が高いと考えられたら
年令や体力、持病、など考慮し、造血幹細胞移植が行われる。
移植前に、大量の抗がん剤を投与したり、強い放射線を全身にあてたりする。
(弱い抗がん剤投与のミニ移植もある)
これは、白血病細胞、正常細胞、すべての血液細胞がなくなり
移植して、2,3週間すると
ドナーの幹細胞が、新しく血液をつくりはじめる。
ドナー由来のリンパ球が、患者さんの身体を攻撃する
これがGVHDで、皮膚湿疹や下痢、肝機能低下など
重症になると、命にかかわる。
免疫抑制剤のステロイドを使用するが、免疫がおさえられない患者さんが半分ほど。
ステロイド抵抗性GVHDに対する治療法がなかった。
このステロイド抵抗性GVHDの治療法として、「間葉系幹細胞」を使った治療
25人に行った治験では、効果の指標としている寛解が1か月間つづく患者さん
以前は20%であったが、治験では48%であった。
2015年9月に承認されたばかりなので
限られた施設でしか使用できないこと、高額であること。
このような内容であった。
求めている患者さんに、標準治療として使えるように
一日でも、早い実現を願いたいです。