「ああ、並木道もすっかり寂しくなってしまったな。。。」

 

そう感じながら、

冬のパリの楽しみ方を覚えた時のことを

思い出していました。

 

そう、あれは去年の冬。

 

パリのスケッチ教室に参加した日のことでした。

 

 

冬のパリでのスケッチは辛いけど、

"細い枝と枝の間から、アパルトマンの全貌が良く見える"

という理由で、

スケッチに向いていると教えてもらいました。

 

 

確かに、春になり青葉が勢い良く茂り始めたら

あっという間に景色が変わります。

 

通りを歩きながら、向かいの建物に目を向けても

窓がいくつあって、

どんな形をしていて、

何の装飾が付いているのか...?

全く見ることができません。

 

 

 

だから、


「冬のパリ、寒すぎて無理(ノ_・。)」

と小さくなりながら下を向いて歩いていたけれど、

上を向いて建物の美しさを目に焼き付けながら

歩く楽しさがあると知った時、

感動したのを覚えています。

 

 

夏の間は意外と、別のことで(バカンスとか)頭が一杯だったりして、

パリの景色を見ていないことの方が多いかもしれません。

 

"冬季限定"だと思うと

歩くスピードも変わります。

似ているようで、それぞれ違う。

でも"パリ"な建物たち。

 

 

 

そんなこと、自分じゃ絶対に気が付かなかった。

苦手だったパリの冬が、

好きになりそうです。

 

以前は1秒でも早く、春が来て欲しいと

思っていましたから。

 

 

 

同じ環境で生きているのに、

考え方の違いで

見える世界が変わるんだろうなぁ。

 

私もそんな世界の住人になりたい。

 

 

自分の力で見つけられるように

普段からアンテナを張って、

時には視点を変えることも大切なのかも。

 

 

そんなことを思った日でした^^。