ああ、本当に恵みの雨だった。
しばらく暑い日が続いていたから、
文字の通りザーザーザーと雨が降った時は、
正直、ホッとしました。
雨のパリ、すごく好き。
とっても落ち着きます。
ちょっと降ったくらいではあまり傘はさしません。
濡れるのは好きではないけれど、
すぐに乾くのであまり気になりません。
というよりも、家の中から雨が降っている様子を見るのがいい!
行きかう人を観察するのが、楽しいんです。
それから、日曜日のパリも好き。
静かで空気がきれいだから。
消費電力も少なくて、車の数も減るので、
人も街もしっかり休んでいる感じがします。
そして、今年、夏のパリが好きになりました。
私の感覚だと、パリには四季がなくて、
9ヶ月は冬、残りの3ヶ月は春と夏なんだけど...
(今まで夏の間はどこかへ旅行へ行ったりで、
夏のパリをイマイチ把握できていなかったのですが)
秋は本当にあっという間です。
涼しくなったな~と思ったら、
急に恐ろしく寒くなったりするので、
1年のうち、1週間~10日くらいに感じています笑
今年の夏は、ほとんどパリから出ず、
7月、8月のパリをたっぷり満喫したわけですが、
すごくよかった。
物事を進めようと思ってはいけない。
(まず、人がつかまらない。)
よく行くお魚屋さんやカフェが閉まっていようが、
構わない。
レストランだって営業していないところが多いし、
なんか、こう、ゆるくて、いい。
あるもので、やっていこう!みたいな。
人も穏やかだし。
パリの人達が皆、パリにいないから?←
夏のパリも相当、エコだと思う。
お店が閉まっている、というのの他に、
夏時間で22時くらいまで明るいから、街灯が点くのも遅いし、
何よりも、自宅にクーラーがない!というのが高ポイント。
こんな都市って他にあるのかな?
ただでさえスローな時間の流れ方をするのがパリなのに、
それが、もっとスローになる。
でも景色はそのまま!
だから好きになりました。
夏だけでなく、この時期のパリも好きです。
涼しくなって、なんかこう、気持ちが引き締まるというか、
「よし、やろう!」
みたいな気持ちになります。
あと、
この空間で生活しているとつい、忘れそうになるけれど、
パリの街って本当に魅力的。
フランス以外の国に行って、帰って来た時の、あの感動。
外から見えたときのエッフェル塔やサクレクール寺院...
いつも胸が踊ります。
例えるなら、車でディズニーランドに行く時の感じ。
シンデレラ城やアトラクションが見えたときの、あの興奮と同じです。
また、
電車で地方に行って、帰りの車内から見えるパリのアパート。
街全体がアートに溢れていて、
毎回、鳥肌が立ちます。
どの建物も主張せず、きちんと調和している。
(人は主張するけど笑)
私もその一部として、溶け込けこんでいきたい...
今日は別のこと書く予定だったけれど、
書き始めたら
パリに対する気持ちが込み上げてきて、
好きなところを書くという...
こんな記事になってしまいました。
ですが、このまま更新します。
1度きりの人生、
自分の意志でこの街に来て、不自由なく生活を送れている今、
勇気を振り絞って行動して、本当に良かったと思っています。
でも今は1番に、夫に感謝しなければいけませんね。
もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、
その後の人生をどこでどうすごそうとも、パリはついてくる。
パリは移動祝祭日だからだ。
アーネスト・ヘミングウェイ -移動祝祭日-
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