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春一番

今日、東京では春一番が吹くそうです。

いよいよ春に向けて気候が徐々に暖かくなっていく気配ですが、世間はインフルエンザが流行しているようですし、風邪も流行っています。

かく言う私も最近忙しかったこともあり、体調を崩し気味です。

皆様もくれぐれも体にお気を付けください。


さて、時間は瞬く間に過ぎるもので、もう2月です。

4月には市長選挙が予定されています。


間もなく来年度予算定例会が開会となりますが、私は財政福祉委員会に所属していますので、名古屋市財政の状況から、施策の妥当性やかかるコストについてしっかり議論しなければなりません。


現状、名古屋市財政は大変厳しい状況の中で、市債に依存しながら運営しています。

そしてさらに減税の影響で、収入に穴があき、名古屋市全体予算のより一層の削減を迫られています。

その中で昨年から気になっていることが、目に見えて、街の手入れができなくなってきているということです。


名古屋市では緑豊かなまちづくりというコンセプトのもとで、街路樹が盛んに整備されてきた歴史がありますが、いまその手入れにまで予算が回らない状況になってきています。


税金の使い道には当然優先順位があり、削減を求められれば、当然手が回らないことも出てきますが、これまで毎年落葉の前に剪定されていた街路樹が放置され、大量の落葉が道端を覆い尽くしています。


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そして公園の雑草は伸び放題に放置されたり、グラウンドの整備などもままならず、目に見えて街が荒れる様子が痛々しく見えてなりません。


街路樹をメンテナンスしやすいものに変えたり、市民レベルの街の美化活動などを推進していかなくてはならないのは当然ですが、それにしても市民にほとんど恩恵のない減税と、市民が日ごろ生活する場の維持の、どちらが徴税権のある責任ある行政が市民の為にすべき優先すべき事項かはもう少し考える余地があるのではないでしょうか。


厳しい世情だからこそ、より細かなところに春一番のような暖かな手の届く行政をつくるために、同じお金を使うならより有意義にお金の使い方を変えたり、工夫したりする努力が必要ではないでしょうか。


そんなことを思いながら、予算審議に向かって行きたいと思います。




あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年は年末に総選挙があったこともあり、大忙しの一年だったと振り返ります。

総選挙ではご存知の通り私の所属する民主党は政権の座を追われました。

しかし私は民主党の政策は決して間違っていなかったと今でも思っています。

民主党政権下で多くのこれまで日の当らなかった社会的弱者に陽を当て、人に投資をする方向性はこれからの社会に絶対に必要なものと考えています。


景気対策としての公共投資も必要ですが、これからの日本が目指すべきは、借金にまみれてバブルの夢よもう一度、ではないはずです。

子どもや、これから芽吹くベンチャー企業、医療のインフラをはじめとした社会保障など、人が安心して暮らせる仕組みを作り、そこから育まれる新しい社会を牽引するパワーに、人口減少の一途をたどる日本の将来を託すべきです。


人口減少してこれまでと同じやり方では、顧客の絶対数が減る分、当然売り上げも減少するマーケットの中でいかにして国力の減退を防ぎ、新たなマーケットから補うのか。


そうした社会づくりは、これから数十年、人口年齢バランスの均等化ができるまで、険しい道を歩むほかありません。その中で人は宝、優秀な人材を育てることこそ国の未来を開くことだという理念のもとに、教育・企業育成、社会保障などに取り組む。


私は名古屋で、この理念を実現できるようできることから今年も一生懸命取り組みたいと考えています。

機関紙を発行しました。

機関紙秋、冬号を発行いたしました。

今回の機関紙では先に開かれた9月、10月定例会を取り上げました。


10月定例会では、主に昨年度の決算審査が行われました。

決算審査の結果、一般的な財源の使い道の99.8%(経常収支比率)を人件費や扶助費、公債費で占めるという、全く余裕のない財政状況が示されました。

昨年度は減税が否決され、実施が見送られているにもかかわらず、財政状態はさらに硬直化しています。

また、財政悪化に伴って廃止される事業や売却される土地も大きな問題です。

収入と支出のバランスの中で事業を整理縮小することは必要ですが、売却が決まった守山市民病院で
廃止される、がん緩和ケア病棟のように、病院、福祉の後退、縮小には警鐘を鳴らさなければなりません。

今年度、減税を実施していますが、借金に依存して硬直化の進んだ財政状況の中で、市民税5%の減税
は行うべきでしょうか。


やらざるべき、若しくはやるならば戦略的に経済効果を伴う規模で実施すべき
ではないでしょうか。


「あれもこれも」ではなく「あれかこれか」の選択が必要です。