旅日記、バイオマスツアー?も今回で最終回です


今回は偶然の出会いです

海岸沿いを車で走っていて

通り過ぎた瞬間に「あ!止まって!!」と私
ヒノコの「木と火のある暮らしにっき」
こんなものを発見!

これは、「あれ」に違いない!










と言うのも紀州備長炭記念公園の窯で

こんな風景も見学させてもらっていたから
ヒノコの「木と火のある暮らしにっき」
これは備長炭の材、ウバメガシと言う木を

山から切ってきたところ










そして
ヒノコの「木と火のある暮らしにっき」











ちょっと見にくいですが

木に切り込みを入れて木のくさびを入れ

真っすぐになるようにし

数本ずつ束ねます
ヒノコの「木と火のある暮らしにっき」




















このように真っすぐにした方が

窯の中に入れるのに効率がいいからです

所々白く見えるのが

真っすぐにするためのくさびですね

窯の中でくさびは燃え尽き

真っすぐなウバメガシが出来ると言う訳です

窯の中に約5tのウバメガシを入れ

焼き上がった備長炭は10分の1になるそうです


景色は海岸沿いに戻りますが
ヒノコの「木と火のある暮らしにっき」





















こんな急斜面にウバメガシは生えているそうで

切り出すのが本当に大変

「自分の身を確保するのが精一杯なくらいの斜面だ」

と、ここで切り出しのお仕事をされてる方がおっしゃってました

木を切り出して運ぶのが大変なので

昔は山に窯を作って炭を焼き

また、次の山に窯を作って…と言う炭焼き方法もあったそうです


ヒノコの「木と火のある暮らしにっき」
山全体はこんな感じ

この山のほとんどすべてがウバメガシだそうです


備長炭もまだまだ大丈夫!

なんて思ってしまいましたが…







この山にも昔使っていた窯があったそうですが

今はもう崩れてしまっているとか

ここも木を切り出さなくなって

50年は経っているそうで


「本当に最近は誰も山に手を入れなくなっている

 ウバメガシを切るにもその周りのはびこってる下草、

 ササやツルから切らないとどうにも入っていけないよ

 こんなキツイ仕事、若いヤツにはもたないしね」


とおっしゃってました


どこの山も同じような問題をかかえてるんですね

紀州の備長炭は炭の中でも超有名ブランドだから

心配ないのかと思ってましたが…


「最近の若いヤツ」の中にも

森を護りたい!

伝統を受け継ぎたい!

そんな頼もしい若者もたくさんいると思うんですがね



まつもと