シアターサンモールで3月19日(木)~3月22日(日)まで公演中の、BQMAP『出雲贋桜伝』を見に行ってきました。
古事記とか日本書紀とかの時代の、日本神話をテーマにしたもので
ヤマタノオロチとかスサノオとかアマテラスとか
神様同士の喧嘩とか人間と神様の恋とか
いろいろな要素が詰まったお話でしたが
最終的にはオロチとスサノオの時をかけるラブストーリーってオチでした。
後から思い返してみると矛盾点とかつっこみたい点とかポロポロ出てくるのですが
良いお話だったと素直に思います。
BQMAPのお芝居は何度か見ているんですが、今まで見た中では一番好きかも。
というか、チルヨ役の竹内順子 さんが素晴らしくて。
リンク先(Wikipediaです)を見ていただければ分かる通り、NARUTOの主役ナルトとか色んなアニメに出演している方なので、皆様も一度や二度は声を聞いたことがあると思うのですが。
ストーリー中の気になる部分とか矛盾点とかぜんぶ、順子さんのお芝居に持っていかれた感じがしました。
オオヤマツミの娘のチルヨ・メブキ・サクヤ3姉妹の誰かの中に、ヤマタノオロチが封印されていて
アマテラスたちはそのオロチの力を手に入れようと攻撃を仕掛けてきていて
オオヤマツミはオロチを封印したままにしておきたくてアマテラスと対立する。
人間(正確には3姉妹はヒトではなかったみたいですが)の中に怪物を封印って、なんだかNARUTOみたいだなあって思っていたら、オロチはチルヨの中に封印されていたみたいで。
完全にナルト(ナカノヒト的な意味で)だなあと思ったりしました(笑)
でも、終盤のオロチを目覚めさせるさせないといったあたりの、竹内順子さんと前田剛さん(スサノオ)のやりとりでじわっとこみあげるモノがあって。
ただでさえアレルギー(花粉?)で鼻の調子が悪かったのに、追い討ちをかけるようにぐずぐずしてきてしまって。
オロチ復活のあたりからの順子さんの演技と、幻想的な演出と、スサノオとオロチの何度生まれ変わっても巡り合う的な、時を超えたラブな感じがとても素敵で涙腺ゆるみっぱなしでした。
ラストのシーンで、チルヨ(オロチ)がスサノオに抱きつくシーンがあるんですが
小柄な順子さんが背伸びしてマエタケさんにぎゅって抱きついてて。
とっっっっっっっても可愛かったです。
なんか、こういうピュアなラブストーリーっていいなあって思いました(笑)
舞台とは全く関係ない話ですが、劇場入り口とロビーに、届いていたお花。
NARUTOの原作者の岸本斉史先生と、BLEACHの原作者の久保帯人先生からのお花がありました。
岸本先生は竹内順子さん(アニメNARUTOのナルトの声)宛てで、久保先生は臼井琢也さんと立花拓也さん(ロックミュージカルBLEACHに出演してたから)宛てだったのですが、なんかすごいですよね。
週刊少年ジャンプの人気漫画の原作者さんからのお花がふたつも届いてるって。
なんだか感動してしまいました(笑)
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BQMAP page 090337 『出雲贋桜伝』
CAST
スサノオ:前田剛
ツクヨミ:臼井琢也
アマテラス:丘崎杏
タケミカヅチ:立花拓也
オモイカネ:町田晶子
サルタヒコ:山本伸一
チルヨ:竹内順子
メブキ:高瀬郁子
サクヤ:知桐京子
クシナダ(ウズメ):本多可奈
ホヒノ:明神杏奈
タケミナカタ:矢部亮
オオヤマツミ:小笹将継
ナムチ:栂村年宣
ウサギ:土屋真由美
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