漫才やコントといえばテンポ良く、的確なツッコミとボケで笑いを生み出すものでした。
しかしそれとは正反対にツッコミもせずむしろお互いを褒め合う独特な空間を作り出し、
じわじわと笑いを取りにいくスタンスを確立した芸人、おぎやはぎ。
その中でも矢作兼さんは数々の逸話を残しており、
同じ事務所の芸人 東京03から「人力舎の3大革命」を起こした人と語り継がれています。
3大革命とは
・上下関係をなくしてより良い関係を作り上げた
・ボケとツッコミという固定観念を無くした
・他事務所の芸人と交流を持たせることで今まで売れなかった芸人がテレビ関係者の目にとまりやすい状況を作り上げた
とあります。
そして矢作兼さん個人としてみても、
その人柄の良さから多くの芸人から支持を得ています。
その人柄は芸人としてデビューする前から有名だったことから
彼の生まれ持ったものだろうと想像します。
今回はサラリーマン時代を経験したものから、芸人としてまでの逸話を
矢作兼さんの超人伝説と題して紹介します。
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■矢作兼は怒ったことがない!?
合コンで酔っ払った女の子に帽子を取られた上に頭を思いっきりぶん殴られ
「あはは~やはげだやはげ~」と髪が薄いのを馬鹿にされた。
同席していたアンジャッシュの渡部建は「あの怒らない矢作でもとうとう怒るだろうな」
とわくわくして様子を見ていたら、
「そうだよ~やはげだよ~」
と満面の笑みでうれしそうに受け答えをした。
その上サラダにメガネを落とされドレッシングまみれにされても
「俺のメガネ超美味しそうになっちゃったじゃん」
とうれしそうな矢作を見て、渡部は思わず胸キュンしてしまったという。
〈これは相手が最悪ですね。でもこんな返しが出来る矢作さんすげー。。。〉
【一般人時代】
■人間関係を築くのが上手く、目上の人間や上司に気に入られやすい
サラリーマン時代に、「社長が矢作の職場の隣の喫煙室にたまたま来ていて、矢作の電話対応をたまたま聞いていて話の上手さを知った」ことが切掛けで気に入られた。
上海まで矢作を引き抜いてまで連れていかれ、短期間で上海支部の支店長になってしまったそう。
また、交渉にも長けていた為、サラリーマン時代の営業成績は常にトップだった。
何か揉めそうになると、「矢作を呼べ」と言われ、現場に出向くと全て上手くまとまるといった逸話がある。
〈話術の上手さがいかんなく発揮された瞬間だったのでしょう〉
■適当でもできてしまう
仕事は出来たが外国語はてんで駄目。
上海に勤務していたときは、当然書類や電話の対応は外国語で、
書類は辞書を引いて何とかなったものの、電話の対応は完全にお手上げだった。
その為最終的には話の内容も解らずに適当に対応してしまったことが何度もあった。
にもかかわらず何の問題も起こることは無かった。
〈なんか羨ましい。。。〉
■知り合いが多いため危険を回避
学生時代から不良グループの人物と仲がよくなることが多く、
卒業後も地元で元番長だった多くの人物と知り合いだった。
ただし矢作自身は不良ではないため、喧嘩になりそうな場面では、
仲間から「兼ちゃんは危ないから車にいてね」と言われ、喧嘩に参加することはなかった。
〈いわゆるおいしい立ち位置ってことですね。我々普通の人間は「まずお前がいけ」とか言われそう。〉
【デビュー後】
■芸人仲間からの信頼の声
ダウンタウン松本
「矢作は"浮遊芸"ですね。一流の格闘家というのは「勝ちたいと思う気持ちすら邪魔や」と。浮いとけと。もう、もう行くとこまで行ったら、もう、そこに達する。そこでたぶん、ぺちゃくちゃ言ってるほうがおもろいねんな。もう。もうちょっと突き詰めて行けばフェアウェイに行ってんのに浮き芸の空気残ってる!みたいな位置に行けるよ、あいつはね。」
オアシス光浦靖子
「人力舎の人間は皆矢作に憧れている。現場でのおぎやはぎの印象が非常に良く、芸人としても信頼が置ける」
バナナマン設楽統
「人付き合いの天才」
「矢作さんとしゃべっているとみんな矢作さんのことが好きになる」
「誰しも矢作さんに好かれたくなる、そう思わせる才能がある」
「ナンバー1のナンバー2(主役級のサポーターの意)」
「芸能界の永久パスポートを俺らの世代でもってるのは矢作さんだけ」
「可愛いんですよ。抱きしめたくなることが何度かある。矢作さんに惚れてるんでしょうね。心底」
さまぁ~ず
「知識もあり、人望も厚く、エリートサラリーマンの様な資質があるくらい完璧で、考え方が冷静で大人」
有吉弘行
「矢作は他とは空気が違う」
「空気を変えてくれる。毒も吐くしオールマイティー」
「チェンジオブマイペース」
オークラ(放送作家)
「矢作さんがムードメーカーなんですよね。矢作さんがいることで場が和むというか。そういう根っからの性格の良さがあるから、なんでもうまくまとまるんですよね」
アンジャッシュ渡部
「矢作が怒っているところを見たことがない」
「人力舎の人間は俺も含めて仕事のことなどすべて矢作に相談してる。占い師みたいになってる」
「矢作の魅力にハマッて同棲していた」
(引用:Wikipedia)
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こうやってみると自分を偽らず、自然のままひょうひょうと生きている矢作さんが
すごく魅力的でまわりから好かれているのがよくわかります。
テレビでみても彼の人柄があらわれている場面がたくさんありますよね。
おぎやはぎの作り出す空気は唯一無二ですね。
ああいう空気を出せる人間になりたいもんです。
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