つながりの書30 3-6『自信の持ち方』2/3 | 地球が喜ぶ仲間を作る! at 千葉県で自然な生き方の追求と普及

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『1000年先へつなぐ地球家族』をテーマとし、地球人としての理想的な生き方を追求していく活動期

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第3章 命の使い方
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「それはもう実践して
 経験を積んでいくしかないと思いますよ。

 お金を払って学ぶよりも
 お金を頂きながらやる方が
 身になりますから」


「でももし役に立たなかったらと思うと怖くて」

「じゃあ、もしこれが、
 ……あ、お名前は?」


「あ、佐藤です。
 すいません」


「佐藤さんが、仮に、
 不治の病を治す薬を扱っているとしたら、
 自信は持てますか?」


「それなら自信は持てますね」

「じゃあその不治の病が
 治る確率が50%ならどう?」


「ちょっと自信なくなりますね。

 まあ50%ですけどって断って
 勧めますね」


「じゃあ、
 1%だとしたら?」


「1%ですけどって言って
 勧めますね」


「ですよね。

 勧めないと
 病気を治してあげられないですからね。

 それって商品に
 自信持てないでしょうか?」


「あぁ……」

佐藤さんは、
自分の中の常識が変わったような
気付きの声を漏らした。

ただそれでも腑に落ちなかったようで、
質問を続けた。

「そうですね、
 自信を持たないといけないですよね。

 でも、私のカウンセリングは

 不治の病を治す薬とは
 違いませんか?」


「一緒ですよ。

 さっきも言ったように、
 みんな経験も考え方もバラバラなんですから、

 佐藤さんにしか救えない人だって
 いると思いますよ」


「あぁ、そうですね!」

佐藤さんの表情が
明るくなった。

「あとは自分の未来は
 自分が信じてあげる事ですね。

 嘘は良くないですけど、
 結果を宣言するんです。

 そうする事でプロだと思われて、
 実際にプロになっていって、

 相手を幸せに
 導くことができるんです。

 実はこれ
 多くの成功者がやっている事で、
 アップルの創始者スティーブ・ジョブズも

 初めは「30日以内に納品します」と言ってから
 ソフトを作ったそうなんですよ」


「そうなんですね、
 ありがとうございます!」


佐藤さんの質問も安藤さんの質問も、
僕にも重なる部分があって、

すごく勉強になった。

でも、僕にはまだ何か
活動をしていくうえで
引っかかっている異物があった。

「すいません、僕もいいですか?」

小野さんの時間を
かなりこのテーブルで独占しているようにも感じたが、

この機会に気持ちを
クリアにしておきたかった。

今を逃すと、
もしかしたらずっとそれが
妨げになるかもしれないと思ったからだ。

「僕は今、つながりん村という
 コミュニティを起ち上げたばかりなんですけど、

 それを伝えようとすると
 何か抵抗があるんですよね。

 昔から営業とか
 他の事業をやっていた時も
 それはあったんですけど」


「それってどんな?」

「例えば、
 このアプローチは相手に悪いかなとか、

 まだあまり親しくないのに
 これは失礼かなとか、

 相手はこれを
 求めていないんじゃないかとか。

 提案する事に対する
 罪悪感みたいなものが」


「それは、
 相手に嫌われたくないという気持ちとか、

 自分の利益のために
 相手の資源を使わせたくないという良心が、
 そう思わせているんじゃないかな?」


「そうですね、
 高額なものを押し売りされた事もあって、

 それを人には
 したくないと思いますね」


「なるほど。
 もしかしたらそこを観ていく必要があるのかもね」


「どういう事ですか?」

⇒つづく

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