つながりの書11 1-6『不安の解消法』2/2 | 地球が喜ぶ仲間を作る! at 千葉県で自然な生き方の追求と普及

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『1000年先へつなぐ地球家族』をテーマとし、地球人としての理想的な生き方を追求していく活動期

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第1章 マッチング事業
1-6『不安の解消法』1/2の続き> (目次はこちら
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「不安を乗り越えるための3ステップですか!?
 ぜひ教えてください!」


「まず、最悪を想定してみることだよ。

 どんな状況になり誰に何を言われるのが
 最悪なのかを想像してみて。

 考えたくもない事だとは思うけど、
 そこを直視しない事には不安は消えないよ」


「最悪な状況ですか。

 そうですね、交流会とかセミナーに
 数人しか集まらなかったら

 「え、これだけ? 時間とお金を使ってるのに」
 と思われると思うんです。

 それは参加者や講師に対して申し訳ないので、
 赤字になること以上にすごく辛いですね」


「それじゃあ次に、
 その最悪になった状態からの対策を考えてみて。

 実際に5人しか集まらなかった時に、
 どうすればみんなに満足してもらえると思う?」


「どうすれば……。

 うーん……。

 交流会なら、じっくり自己紹介などをして
 その少ない縁を活かせられるような企画に変えるとか。

 セミナーなら、講師には最低限の講師料を支払って、
 更に質疑応答や商談の時間もしっかりととるとかですかね~。

 それ以前に、申込状況を事前に共有しておくと
 当日ガッカリさせる事はないかも」


「そうそう、そんな感じ。

 対策を考えると、
 新たなアイディアが湧いたり開き直ったりできて、
 不安は消えていくんだよ。

 これで最悪な状態になっても大丈夫だね」


「そう……ですね。

 完全に消えたわけではないですけど、
 少し楽になりました」


「最後のステップは、
 より明るい未来の事を考えることだよ。

 人は不安がっている人には
 魅力を感じないからね。

 悩んでいるような表情で
 暗い雰囲気を醸し出して
 マイナスな発言をしていたのでは、
 負のスパイラルに陥るだけだよ。

 星くんの周りにいる魅力的な人とか、
 また会いたいと思う人を思い浮かべてごらん。

 その人たちの共通点は
 明るさや笑顔だったりしない?」


小野さんは陽気に話した。

確かにその通りだ。

今の暗い僕には
自分でも魅力を感じない。

でも明るく振る舞っていこうとは思ったが、
僕には目の前に迫った問題があった。

それが解決せずして
不安は消えない。

それを察したのか、
小野さんは続けた。

「まあ心配しなくても、
 そんな最悪の状態になんてならないものだよ。

 前向きに活動している人ほど、
 辛い経験をしているから、
 逆の立場も分かってくれるはずだよ。

 あと、今回のセミナーに関しては
 参加費を無料にしてみたら?
 講師料が不要になったとか言って」


具体的なアドバイスに光が見えた。

僕は電話を切るとすぐさま
1,500人のメールアドレスリストにそれを配信した。

すると申し込みが相次ぎ、
最終的に20人も集まってくれて、

当日は余裕のある席配置で多少誤魔化し、
セミナーは成功した。

その後の交流会では
人数が少なくなりそうなときは

「少人数になりそうですが~」
と配信した。

結果、7名だけの会になった事もあったが、
誰一人としてクレームを言わなかった。

とても有り難かった。
文句を言う人は稀にしかいないのだ。

不安と上手く付き合いながら
活動的に動き、

いろんな人と出会い、
いろんな話を聞いて、
いろんなイベントにも参加して、

いろんな商品やサービス、
そして業界を知った。

六本木ヒルズやミッドタウンの
家賃数十万円のお宅や、

大手企業の会長クラスが席を置く
高級会員制クラブのサロンに入る機会もあった。

また、大手音楽プロダクション主催の
パーティーに参加したこともあった。

人との繋がりは多岐に渡り、
想像もしないような出会いもあった。

東証一部上場企業の社長、
ベストセラー作家、
世間のブーム商品を作った人

起業家に投資するテレビ番組で
数千万円の札束を積んでいた投資家たち、

タレント、オリンピック銀メダリスト、
宗教家、能力者、歴代総理大臣の子孫、
幕末の志士の末裔、
24歳で月商2億円の個人投資家、

月謝70万円のクライアントを
5人も持つフリーのコンサルタント。

全く手が届かないと思っていた人たちと
知り合えた。

いろんな世界を見て、
いろんな人に会い、

次元が違う情報を人に教えるのは
とても楽しかった。

様々な出会いから仕事で組んだり、
売上に繋がったりする事もあった。

仕事に関係がなくても、

僕が好きなビッグアーティストと知り合いの人に出会ったり、
天皇陛下と握手できるかもしれないという情報を聞いた時には

鳥肌が立った。

「すごい人脈ですね」と
よく言われて良い気分だった。

実際は
そうでない事に気付かずに。

⇒第2章『破滅と浄化』へ つづく

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