シンケンジャー第四十八幕「最後大決戦(さいごのだいけっせん)」 | LOVE☆HERO!

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基本は平成ライダーを含む特撮、お笑い。その他興味のあることなど、気ままに書き散らして行くブログです♪

「影ではない。私の養子にした」

「封印の文字は使えなくても、丈瑠のモヂカラは戦うには充分。
 後継ぎがいなければ養子を迎えるのは昔からあることだ」

「年上であろうと、血がつながってなかろうと、丈瑠は私の息子。
 志葉家19代目当主である。

 頭が高い!一同控えろ!」

薫姫…!!!なんと言う力技!!!!!

オトコマエでいらっしゃる!!!!!


ずっと自分の「影」がどんな人間なのかと考えてきた薫。
それがどんな人かわからなくても、一つだけわかるのは「影も自分と同じように独り」だということ。
自分を偽って生きてるのは丈瑠だけではなく、世間から隠れて生きざるを得ない薫も同じ。
立場は違えど、表舞台と裏舞台で「志葉家当主」として背負っている任があればこそ、互いにわかるその孤独。
そして、互いに孤独の身だからこそ、「一人ではダメだ」ということが、流ノ介たち侍と出会うことによって痛いほどに理解できる。
かつて丈瑠が流ノ介たちと出会うことによって仲間の大切さを学んだように、薫も流ノ介たちからそれを学んだ。

一人がどんなに強大な力を持っていても、それだけではどうにもならないことがある。でも、五人で(六人で?いや仲間と?)力を合わせれば持てる力の何倍もの力で敵を倒すことができる。
これはまさに戦隊クオリティ。

前回「自分たちが命を預けたのは志葉家という血筋ではなく、志葉丈瑠という人間」だと悟った侍たち。
今回は薫が、志葉家の血筋ではなくても丈瑠は立派な志葉家当主たるにふさわしい人間であると、大見得を切った。
丈瑠が、子供の頃からずっと努力して培ってきたものが、こうして実を結ぶことになりましたよ。あの涙も、あの試練も、全てはこの日の為。全ては無駄ではない。
それだけでもう何も言えませんよ。

「丈瑠が影武者」であることは番組当初から決まっていたことなんだろうし、それならそれをどうやっておさめるのか。薫と丈瑠、この二人の行きつく先はどこなのか、全然想像もつかなかったんですが。
なるほど、薫さんたら。そうきましたか。縁談ではなく、養子縁組とは(いや縁談だと丹波が余計に暴れるか)。
薫もすごく心痛を背負って生きてきただろうに、なんて気丈で柔軟で奇想天外なお考えをお持ちのお姫様だ~。いやホントに志葉家18代目当主にふさわしいお方ですよ。

そして、薫に促されて「いつもの場所」に腰を落とす丈瑠は、本当にあの場所が合う。
そこに凛として座っていて、冷静な判断で的確な指示を出す。そんな姿がふさわしい。
それでこその丈瑠だ。
心のつかえも取れ、孤独をわかり会えた薫との対話もあり、そして今そこには誰よりも信頼できる彦馬と侍たちが自分を待っている。一回りも二回りも人間が大きくなったようで、今までとは違う、自分に自信のある表情をしておられますよ。

「策ならある。…力づくだ…(ニヤリ)」

それは、「志葉家18代目当主・志葉丈瑠」でも、「薫の影武者」でもなく
志葉家19代目当主・志葉丈瑠の顔。

「やるしかねぇ…だろ?」
千明の言葉にうなずく流ノ介たち。
「タケちゃん」
源太に言われて
「あぁ」
うなずく丈瑠。
そして、影武者としてではなく、本物の当主として、今まで共に戦い絆を築き上げてきた仲間たちと共に立ち上がる丈瑠の姿を見て、
「殿のご出陣!」
と、誇らしげに言う彦馬。

「今日の太鼓は一味違うぞ」と言わんばかりの黒子さんたちも、誇らしげ。

侍たちと一緒に、今まで通り中心に立つ丈瑠は、やはり今までとは違うように見える。
もう後ろ暗いところとか、秘密とか嘘とか、なーーーーんにもないもんね。
正真正銘、志葉家当主。
正真正銘、本物の仲間であり、家臣でもあり、共に戦い傷ついてきた分だけ互いの痛みもわかるって、これってもう今の時代なら「友達」って言ってもいいんじゃないかな。
そんな丈瑠の堂々とした佇まいは、やはりいつもとは違うぞ!

目の前にいる外道衆の数がどんなに多かろうが、そんなの関係ないっすよ。
それが、若武者たちの「本気」ってやつですよ。

「おまえたちの命、改めて預かる!」

って、何度目だ?タケちゃん???

もうね、「嘘」をつかない本当の自分でいられるっていうのは、こんなにも人を変えるものかなぁって思うくらいに、丈瑠の表情が違うんですね。

こんな志葉家当主には、何度でも、何個でも、さらに倍でも、とことんかけてやってくれ。それはもとより、いや当然だ!

きゃ~~~~~~~~~興奮!!!

丈瑠ファンとして、全く文句はありません!!!

ありがとう、靖子にゃん。改めて私は小林靖子ファンなんだと痛感した。


外道衆の皆さんのドラマにも涙したけれど、そのあたりの感想は、丈瑠のことで気力体力を使い果たして書けません。
でも、外道衆の皆さんも、好きだったよ。
腑破十臓も。

いよいよ来週(明日か)最終回。
戦隊で一年間こんなに楽しかったのは初めてだ。
終わってしまうのが寂しいって思うのは、「電王」以来。
あぁ、本当に寂しいなぁ。

明日は、彼らの最後の活躍、見届けるぜ。





☆余談☆

今週のビックリ

薫「私より時代錯誤ではないな…」

ええっ?????Σ(~∀~||;)

いや同じくらいだと思ってた…違ったのか…
薫姫って、どんだけー…
あ、服装?
タケちゃんは服装はイマドキだもんね。