除草 ①田車
夏の過酷な除草(じょそう)作業の始まりです。
最初は、6月上旬から7月上旬にかけておよそ一週間ごとに行います。
最初の除草は、田植えから一週間後に行います。
この機械は、除草機といって、
田車 にエンジンがついたものです。
この除草機か、田車を使って行います。
除草のポイントは、
雑草が生える前、もしくは稚苗のうちに
土をかき混ぜることによって水中に土を舞い上がらせ、
その土が雑草の種や稚苗の上に沈殿することで
雑草を抑えられます。
簡単に言うと、「土をかきまぜて、雑草を隠し、
日光が届かない状態にする。」ということです。
除草は時間との勝負です。
田植えから一週間を過ぎてしまうと
あっという間に雑草が生長してしまい、
手がつけられない状態になります。
そうなると、もう雑草だらけの田んぼになってしまい、
稲は生長できずに米はほとんどとれません。
一般栽培なら除草剤をたった一回、使うだけで
雑草を抑えることが出来ます。しかし、
農薬を使わないということは何回も田んぼに入って
作業をしなければいけないのでとても大変です。
「無農薬」と言うだけは簡単ですが、
その中身は、苦労が伴うものです。
またチェーン除草 もおこないます。