こんにちは、石川です。


私はふくよかですが(太っているとも言います。。。)が、食べ放題の店には行きませんし、当然、「大食いメニュー」にも挑戦もしません。


なぜかと言うと、

「食べられそうにないから」

という単純な理由だからです。


子どもの頃、昭和50年ごろでしょうか、よく両親に言われたのは、

「お茶碗にお米を残したらイカン。お百姓さんが一生懸命作ったものだから」

という事でした。


子どもの頃の私には、この言葉に特に違和感がありませんでした。

「ああ~、そうなんや」

と自然に納得していたのです。


ところが、その数年後、ハンバーガーショップが高知県にも開店し、アメリカ流の食文化が広がり始め、そして、「大量消費」の時代がやってきました。


「残すと罰金」の店に米国人が騒然


私が、日本の大食い番組を見ていて、不愉快にならないのは、おそらく、

「食べ残すことを良しとしない」

という考え方が見えるからだと思います。


美しく食べきる、という画は、見ていて感動すら覚えますし、例え食事が欧米化しても、食べ物に対する姿勢には、日本人の「もったいない」思想が残されているんだと思います。


このニュース記事ではないですが、いわゆるアメリカ発の「合理的」な考え方は、結局は「過剰な消費文化」を作り出してしまいます。


その結果、そういう発想をお持ちのご相談者様からの家計相談が、来る事もあります。


ご相談者様には、「節度ある」家計という考え方をご説明することになりますが、そんな時、日本には、素晴らしい言葉があります。


そうです、

「足るを知る」

という言葉です。


「どうにかして沢山の収入を得て、そのお金を目一杯使う生活をする」

のではなく、

「身の丈にあった生活をする」

ことさえできれば、家計相談も、すぐに解決するかもしれません。


FPとして、「身の丈にあった生き方」をご案内することも重要な仕事だと思います。


ではまた、お会いしましょう!