こんにちは、石川です。


私は、家計相談を仕事にしています。


毎月の収支の結果や、収入、支出の詳細をお聞きすることもあります。


私がお客様がしゃべる内容を書いても良いのですが、基本的には、「収支の詳細を書く質問票」をお渡しし、後日回収して、内容でわからない事をお聞きするという段取りになります。


そこでたまに起こることがあります。


それは、奥様からの一言、

「だんなと財布が別々なので、詳細がわからないのですが」

です。


こういう状況のとき、FPとして、きちんと聞くべきか、何となく済ませるか、で悩みます(汗)


未婚男性の3割以上が恋人の携帯チェック経験アリ! この行為、果たして許される?


この記事を読んで、自分の仕事に照らし合わせてみました。


私が、ご主人さんの財布の中身を詳しくヒアリングする事ができれば、確かに、精度の高い「家計相談」を実施する事ができることでしょう。


しかし、家計に大きな問題がなさそうなのに、あえて「詳しく聞く」ことで、このご家庭に「悪い影響」が出てしまう可能性もあります。


夫婦と言うのは「微妙なさじ加減」で成立している場合も多く、それを私が崩してしまうのも、いかがなものか、という疑問がわくのです。


きっと、世の中には

「知らなくても特に影響のない事」

が存在し、この「ご主人さんの財布の件」や、まさに、この記事のような「相手の携帯の中身」などは、それに該当するのではないでしょうか?


ですから、私は、「男が彼女の携帯を覗き見する」という行為には賛成しかねます。


FPの仕事をしていて良く感じるのは、

「家計は微妙なバランスで成り立っている」

ということです。


伊勢物語で言うところの「世の中」、つまり「男と女」の間にも言えます。


つまり、

「家計円満」と「家庭円満」は、根っこの部分は同じ、

ということを、改めて感じました。


ではまた、お会いしましょう!