こんにちは、石川です。


こんな記事を見つけました。

「新成人のカーライフ意識調査2013」


車にはどうしても取得費と維持費が発生してしまいます。


まずは、車自体を持つか借りるかしなければ運転する事はできません。

ですから、購入したり、レンタルしたりします。


購入する場合は、まとまったお金が要ったり、毎月ローンを組む事になりますが、そのお金を負担できるか?が、まず、考えなければいけない事です。


次に維持するための費用が要ります。


これには、自動車税、点検車検費用、重量税、自動車保険、ガソリン代、駐車場代などがあります。


ここで注意して欲しいのは、車を持たないという事を選ぶ、つまり親御さんの車を借りる、レンタカーを使用する、などの場合、いくつか負担しなくて良いお金が発生する、という事です。


例えば、ガソリン代はどうしても負担が必要ですが、車検費用や自動車保険代、自動車関連の税金は借りる場合は負担が必要ない、と言えます。


こういうことを考えると、所得の少ない若者にとっては、「車を所持する」ことはかなりの経済的な負担になり、アンケート結果のように

「興味はあるが、持つ事は難しい」という答えになるかと思います。


そういう事から、最近注目されているのはカーシェアリングではないでしょうか。


これはレンタカーのような形態ですが、大きな違いは、

利用時間が短いものを設定できる、

無人の返却場所がある、

ということです。


この特徴と、料金体系から判断すると、レンタカーのように「長距離を走る」とか「ある一定期間継続して利用する」という利用法ではなく「気が向いたときに、手軽に利用でき」、という利用法をイメージできます。


では、このカーシェアリングを利用して、車の維持費を少なくできる恩恵を受ける人はどういう人でしょうか?


まず、考えられるのは、車自体を日常の足とする必要がない人です。


「独身の若者」の「チョイ足」がイメージできます。


次に考えられるのは、

「車を持っているが、普段はご主人が通勤に車を使っていて、たまには自分が車を使いたい」

という奥さまになるでしょうか?


あえて車を所有する必要はないが、時々友だちと出かけたいというニーズに、このカーシェアリングは合うと思います。


取り扱い会社によっては、基本料を必要としないプランや、利用する時間帯で料金を変えている会社もありますので、どこに自分が当てはまるかを慎重に考えて会社選びをしてください。


もうひとつ、車の取得費や維持費を下げる方法があります。


それは車の「ダウンサイジング」です。


最近のコンパクトカーには、2000CCクラスの車並みの室内空間の広さをもつものもあります。


ですから、小学生の子どもが二人いるご家庭でも、アウトドアのご趣味がなく、どちらかとインドア派の場合は、あえて人並みの大きさのワンボックスカーを買う必要性がないかもしれません。


排気量を500CC下げるだけで、毎年の自動車税が5000円ほど安くなりますし、車種によっては自動車保険の料率が変わって、保険料が安くなる人もいるかもしれません。


それでも、長距離の車の旅行に備えて2000CCクラスが利用したい、という場合は、そういう時だけレンタカーで大きめの車を借りる、という選択肢もあります。


一度、冷静に、どのような車の使い方をしているかを検証してみることをお勧めします。


このように、成人したら車を持つ、という時代は終わりました。


かつて、田舎では「一家に2台以上は当たり前」という時代がありましたが、その考え方も、変わりつつあります。


車をもう一台持つ事や、大きな車を持つ事などが、あなたのライフスタイルに合わないとお感じになりましたら、是非一度、冷静に検証してみてください。


その余分なお金を、別の楽しみなどに回すほうが、あなたにとって「豊かに暮らす」ことにつながるかもしれません。


ではまたお会いしましょう!