仙遊寺にて | 四国でボクも考えた。

仙遊寺にて

 次の仙遊寺も「仙」がつく。

 だから「山」の上にお寺があるのだろう…


 で、到着するとやっぱりお寺はお山の上にあるようで…

  山門をくぐってから、そりゃあもう「登り」ですよ。車は迂回路でぐるりと回り込んで上がるようだ。果たしてどっちがいいのやら…でも歩いてるからやはり正攻法で。


 だから上から見えた景色はバッチリなのです。


 ボクは山門の裏に荷物を置かして貰って、小荷物(お参りセットだけ)に装備を変えて上を目指すのだった。

 

  こちらが仙遊寺。納経所はこの建物の中にある。


 ココには宿坊もあり、また通夜堂もあるのです。本堂の右手にそれらしき建物があるのです。そして調べによるとここには温泉もあるとか…素晴らしいところです。山門から石段を上がってきた参拝者でコチラに投宿される方には最高のもてなしです。


 若いお坊さんも何人か目にして…おそらくコチラはボクのいた京都のお寺のようにお弟子さんも暮らして居るのかと推測するのでした。そんなことからボクはこのお寺、ボクは好きだなぁ。


 納経所に行くと自転車遍路さん風の若いお遍路さんに遭遇。背中にモンベルのトレイルランニング用のバックパックを装着している。

 「ご住職様によろしくお伝え下さい…」と彼は昨日の投宿の御礼を述べているらしい。どうやら通夜堂に投宿されたようだ。礼儀正しく、姿勢も正しいこの青年をボクは一目で気に入ってしまった。言葉には気持ちが乗っており、姿勢には彼の人柄が現れているようだった。

 すれ違いざまに軽く会釈。清々しい出会いである。

 朝から気持ちがいいぜ。

 


 実は、後で知ることになるのだが、彼は凄いオトコであった…それは次の項で。 

 自転車遍路とおぼしき彼はそのまま車道の方に消えていったようだ…