乱れ打ち③ 後半戦。 | 四国でボクも考えた。

乱れ打ち③ 後半戦。

 道後温泉から疎水?沿いに歩いていくと川端にかの山頭火の庵を知らせる石碑があった。

 

 道々、「人生即遍路」の道標を残すあの山頭火はこの辺りを終焉の地としたらしい。

 
山頭火…お遍路をされる方には大いなるリスペクトの対象であろう。ココに立ち寄るお遍路さんも多いと聞く。


 さて遍路道は川沿いにぐるりと廻り込むように歩き、JR予讃線の線路を越えて海に向けて進路を取る。


 次なる「太山寺」…

 「山」が着くので久しぶりに覚悟を決めなければならないであろう…


 10キロほどの距離もこの日は朝からリズム良く三箇寺打ち続けたので、ちょっと微妙な距離である。


 52番・太山寺。山門までもその名を示すように緩やかに登り。

               
                
山門を過ぎてからもグイグイと上がる。そして中門?をくぐろうとするが…蜂が巣くっているので通行禁止とあった…さすがにスズメバチではないようだが、他の蜂だってお参りする人間にはちょっとした驚異だからこう言った配慮はありがたい。掃除をしていたオジサンにアタマを下げる。


 門をくぐると休憩コーナーのようになった部分に椅子が置いてあった。そこでしばらく休憩してからお参りすることにした。
そしたら、ココのお寺の犬もボクのそばに来て休憩しはじめた。ホッとするひととき。カロリーメイトでお昼ご飯にしてしまった…

 
コチラのお寺には立派な鐘楼があって中々古い建造物と思われる。鐘木を綱で引っ張って鐘をつくようになっていたと思う。ちなみに中の壁には地獄絵が描かれており、コレがまた迫力があるのだった。ボクより後に来た家族連れの子どもがビビッていたのが印象的である。 
 朝に一緒になった御一行だろうか?

 ボクは彼らより前にお参りを済ませました。鐘楼の脇に石段があって、本来はここを上がってくるのだろうか?ボクはココを降りて納経をして大山寺を後にするのだった。


 次の円明寺までは2.5キロほど。車道をずっと歩いて到着。伊予和気の駅のすぐそばでゴチャゴチャっと建物が増えた町の中にお寺はあった。
唐突に現れる感じがする山門。あまり規模は大きくないようだ…
でも境内には伽藍中央に二階建ての中門があって

コンパクトにまとまった感じがする。納経所の方に由来を聞いてみたがあまり尋ねられる事がないのか、そのことについてはよくわからないと答えられた。でもみかんをお接待してくれた…ありがたい。

中門の下から本堂を見る。


 さて、ここからどうするか…


 つづく。