ANRI THE BLOOD 1巻 | お役に立ちません。

お役に立ちません。

本・漫画・映画のレビューブログ。
本は月に10冊ほど、漫画は随時、
映画はWOWOWとTSUTAYAのお気持ち次第(笑)

ANRI THE BLOOD 1 (ビッグ コミックス)/秋重 学
¥590
Amazon.co.jp

なんかTVでやってたBLOOD+とかなんとか
それとオーバーラップして借りてみた。
間違えてはないよ、絵違うし。

エログロナンセンスです。
一言で言って。
山口譲司みたいな、BIRTHみたいな感じで嫌いじゃない。
むしろ好き。
白黒コントラストの強い綺麗な絵も、
グロテスクなところも。
エロはなんかエロいけど頑張って描いてる感じで
「うわっ えろっ」
よりも、
「うわー… なんか… こえー」
です。
あとやたら裸や下着姿が出てくる。
そのへんが売りのようだ。

話はぶっ飛んでて、
吸血鬼になった双子の姉と、その食料の弟が、
バンパイアハンターと戦い、その組織やバンパイアの力作られるドラッグと対峙する話。

禁断の近親愛等織り交ぜつつ、
絵が端正すぎるせいか、引くほどのものではないような。
主人公可愛いし。

敵役のふざけっぷりが、絵が抜群にうまいだけに
気持ち悪く目立っていいです。
2番目のハンターは昔のヒーロー風で目がきらきらしてるけど頭可笑しいし、
3番目のハンターありすは萌え文化モロなんだけど、
更に頭可笑しくてグロくて怖かった。
こういうセンスは好きだ。
でもアリスが仲間になることはないと思う。
人気あったのか?

別にスタンダードな話でもすごく面白くもないんだけど嫌いじゃない。
エログロナンセンス、更に伝奇要素が加わった抜群に絵の綺麗な話が好きだから!
つまり山口譲司が好きなんだ!
でもBIRTHが売ってなくて3巻までしか読んでねえ!
あれを追い求めてしまうサリオの心の隙間にフィット。

ウィキペディアで調べると昔から活躍していた作家さんで、
山口譲司の影響を受けたわけではなさそうだけど、
絵とか話の雰囲気似てるんだよね。